スキンケアの主要アイテムである美顔器。でも、肌をきれいにするはずの美顔器が、誤った使い方によって肌トラブルを招くことがあるのはご存知ですか?
今回は、美顔器による肌トラブルの原因や使用時の注意点、肌に優しいおすすめの美顔器についてご紹介します。理想の美肌を手に入れるために、ぜひ参考にしてくださいね。
目次
美顔器による肌トラブルの原因とは?
肌に直接働きかける美顔器は、使い方を間違えると悪い影響を与えることがあります。ここでは、トラブルを招く可能性のあることについて触れましょう。
自分の肌をきちんと知ること
肌の状態は人それぞれで、同じケアをしていてもトラブルが起きる人と起きない人がいます。つまり、個人差があるのです。
美顔器を使う際に大切なのは、自分の肌を理解しておくこと。美顔器は足りないこと、必要なことを補うために使います。日々の肌のお手入れで、自分の肌に必要なことは何かを知ってから、美顔器を選びましょう。
「口コミがよいから…」という理由だけで選ぶのではなく、まずは自分の肌をきちんと知り、各美顔器の機能を調べてから選んでください。
使い過ぎは逆効果に
美顔器は使えば使うほど美肌になれる、と思っていませんか?中には、毎日頻繁に使う人もいるようです。しかし、実はこれは逆効果。肌トラブルを引き起こす原因となります。
美顔器は、よくも悪くも肌に刺激を与えるもの。使い過ぎることで、肌にダメージが蓄積されてしまいます。
また、肌が美顔器の刺激に慣れてしまい、自らの肌サイクルが機能しなくなることも!肌本来の修復力も弱めてしまうため、特に若い人は美顔器の使い過ぎを注意すべきなのです。
一般的な美顔器の使用頻度は週2〜3回で、メーカーが推奨している使用時間もあります。美顔器によって最適な使用頻度と時間は異なるので、使用前に取扱説明書などを必ず確認しておきましょう。
一緒に使う美容液やジェルも原因に
美顔器の中には、美容液やジェルと一緒に使うものもあります。この美容液やジェルが肌に合わないと、肌トラブルの原因に!
また、使用している美顔器に適さない美容液などを使ったり、使用適量を守らなかったりするのも逆効果になります。特に、超音波美顔器やローラー美顔器を使うときに美容液が足りないと、肌が過度に摩擦されることがあります。

好転反応の場合もって耳にするけど…?
「好転反応」という言葉を聞いたことがありますか?今までにない美容成分を一気に吸収したことによって、肌が荒れてしまうことです。本来肌にとってよい栄養なら、一時的に荒れても、使い続けることで落ち着いてきます。
美顔器も同様に、使った際に肌荒れが一時的に荒れたら、好転反応である可能性はあります。ただし、本当に肌に悪くてトラブルが発生することもあるので、その見極めが大切なのです。

トラブルを避ける美顔器の使い方

同じ部分にあて過ぎない
美顔器を使うとき、肌の気になる部分はつい何度も繰り返しあてていませんか?美顔器は肌を刺激するものなので、同じ個所に集中して使うと、刺激が過剰になってしまいます。
肌は繋がっているため、美顔器は一部分にずっとあてるのではなく、全体的にあてるのが効果的。説明書などをよく確認し、時間も守って使いましょう。
効果的に動かす
美顔器には効果的な動かし方があります。基本的には、肌の下から上に、内側から外側に動かすのがよいとされています。
しかし、気になる箇所に集中的にあてるため、 ランダムに動かしてしまうことも。下から上に動かしてリフトアップしたのに、そのあと上から下に動かしてしまうと意味がなくなるのです。
また、肌にあてる力加減にも注意が必要。うっかり力強くあてがちですが、肌へのダメージを軽減させるためにも、美顔器は優しくあてましょう。
正しい美顔器選びでトラブル知らず!

敏感肌さんは低刺激の美顔器を
敏感肌の人は、コスメ選びが慎重になりますよね。同様に、美顔器選びも慎重になりたいものです。敏感肌は主に、肌のバリア機能が低下して乾燥し、肌が荒れた状態をいいます。そのため、美顔器はなるべく低刺激のものを選びましょう。
スチーム美顔器やイオン導入美顔器などは、保湿ケアに向いているのでおすすめです。また、LED美顔器も紫外線とは異なるため、比較的肌に優しいといえます。金属アレルギーのある人や肌の炎症が起きやすい人は、チタンやプラチナ素材の美顔ローラーを選ぶと安心です。
また、肌に直接触れない美顔器も、ダメージが最小限に抑えられます。例えば、光をあてるLED美顔器や、蒸気をあてるスチーム美顔器などは、本体の肌への接触がほとんどないため、低刺激ですよ。
エステの体験コースでお試しを
美顔器はコスメと異なり、購入前のお試しがなかなかできません。でも、できれば高いお金を出す前に、効果を知りたいですよね。
そこでおすすめが、エステサロンの体験コースを利用することです。自分が試したい美顔器と同じタイプの設備を使っているエステサロンを探し、その機能を体験してみましょう。本契約をすると高額が必要で本末転倒なので、体験コースを利用してみてください。
サロンで、使う際のポイントなどをエステティシャンから聞ければ一石二鳥ですよ!
美顔器の主な種類と特徴

超音波美顔器
超音波美顔器は、シミやたるみ、肌のくすみを解消する効果のほか、小顔効果も期待できます。日頃のスキンケアでは物足りないという、アンチエイジング世代の人におすすめです。
人が聞き取れないほどの微細な音波振動を発生させて肌をマッサージし、血行を促進してアンチエイジング効果をもたらします。
一般的にリーズナブルな製品が多く、即効性を感じやすいのもメリットです。個人差はありますが、1度の使用で効果を感じる人も多いようです。また、家庭用の超音波美顔器であれば小型タイプが多く、旅行先などへの持ち運びにも便利!
デメリットは、肌に悪い成分が浸透してしまう可能性があること。超音波美顔器の特性上、よい成分も悪い成分も肌の奥まで浸透してしまうのです。クレンジングで取り除けなかった汚れやジェルの悪い成分が一緒に吸収されると、肌トラブルを招くことがあります。
イオン美顔器
イオン美顔器もエイジングケアにぴったりの美顔器。比較的簡単に使えるので、美顔器初心者さんも扱いやすいタイプです。
微弱な電流を肌に流して、美容成分を流しやすくします。肌に有効な成分はマイナスイオンが多いので、美顔器によるマイナスイオンで反発させ合って、肌の深部にまで栄養を届ける仕組みになっております。
また、ビタミンC誘導体との相性がよく、抗酸化作用によるアンチエイジングとメラニンの生成を抑えるのに効果的です。シミやくすみを薄くしたり、肌の透明感を高くしたりするのに向いています。
一方でデメリットも。微量ですが電気を流しているので、人によっては肌荒れが起きます。また、超音波美顔器と同様、肌に悪い成分まで浸透させることも。さらに、専用のジェルを使う場合は、ランニングコストがかかります。
RF美顔器・ラジオ波美顔器
ラジオ波は、電磁波の”高周波”を指し、別名「RF美顔器」ともいわれています。肌の中の細胞を振動させて体を温め、脂肪燃焼や肌のハリを与えることができます。また、顔のコリを解消することで、リフトアップ効果もあります。
ラジオ波美顔器は効果が強力で、使用するなら30代以降がおすすめ。肌への刺激も強いため、敏感肌や肌の調子が悪いときの使用は注意しましょう。
光・LED・フォト美顔器
エステで「フォトフェイシャル」とも呼ばれている光・LED・フォト美顔器。LEDの光のカラーによって、得られる効果が異なります。
ラジオ波美顔器よりも効果が出るのが遅めで、どちらかというと20代など若い人に向いています。できたシワを改善するというより、シワを予防する目的で使うのがよいでしょう。
効果が緩やかで、かつ、肌に接触せずに使えるため、肌に優しい美顔器といえます。デリケートな目元や背中、頭皮などにも使えるタイプです。
EMS美顔器
小顔やリフトアップを目指すなら、EMS美顔器がおすすめ。低周波の電流を流して筋肉を鍛え、肌を引き締める効果があります。EMSはダイエット機器でも使われている機能で、脂肪燃焼もしてくれます。
肌の内側の筋肉を鍛えるのが得意ですが、肌の美白やくすみ対策など肌の表面の悩みには弱い点もあります。
電流マイクロカレント美顔器
人間の体に流れている電気に似た微弱電流を流し、シワやたるみ、肌のシェイプアップに働きかけてくれる美顔器。医療現場でも使用されており、自然治癒力を高めてくれると言われています。例えば、ニキビ跡の改善にも効果的です。
電池や電気、ジェルを使わずに太陽ソーラーで使えるものもあり、気軽に使えるのが魅力のひとつです。デメリットは、大半が金属製のため、金属アレルギーや肌が弱い人は使いにくいことです。
レーザー美顔器
メラニン色素に反応して、シミやくすみを薄くする美顔器です。レーザーによって肌のターンオーバーを促進し、肌本来の美しさを導きます。
他の美顔器よりも効果が高いと言われており、全体的にやや高価ですが、自宅で効果的にスキンケアを行えます。また、専用ジェルなどが不要なので、ランニングコストがかからないのもうれしいポイントです。
デメリットは、使用時に若干痛みを感じること。また、効果は高いですが、実感するまでに半年から1年程度かかるのもざらで、根気強く使い続ける必要があります。
スチーム美顔器
もっちり肌に導いてくれるスチーム美顔器。乾燥する時期に限らず、最近では通年愛用している人も多い美顔器です。スチーム=蒸気を肌にあてて使用し、本体を直接あてないので、肌への優しさは◎。
スチーム美顔器を使ったあとはケアが重要で、化粧水や乳液でしっかりつけたり、冷やしたタオルを肌にあてて毛穴を引き締めたりするのがよいでしょう。
本体は大きめで持ち運びには不便ですが、清潔な水さえあれば使えるのでランニングコストがかからず、長く使い続けやすい美顔器です。
肌に優しいおすすめの美顔器

フォトプラス EX
ヤーマン/45,000円(税抜 ※単品購入価格)

エステサロンでも使われている1MHzのラジオ波によって肌を温めながらトリートメントを行い、肌本来の美しさを引き出す美顔器。毛穴ケア、うるおい、目元ケア、引き締め、エイジングケア、リフトケアの6役を1本で担ってくれます。
自宅にいながら本格的なスキンケアをすることができる製品です。
エステナードソニック ROSE
健康コーポレーション/28,000円(税別 ※単品購入価格)

超音波美顔器で、毎秒最大800万回の超音波振動を発生させて肌の奥まで美容液を浸透させます。肌の乾燥部分を察知する自動スキンセンサーが機能し、肌の水分量によって振動数を調節。
イオンクレンジング機能もついており、手で取りきれない肌の汚れもしっかりと取って、透明感のある肌へと導きます。
ケアの際に使うジェルには、スキンケアに欠かせない化粧水・乳液・美容液・クリーム・化粧下地の5役が配合されており、1本で済ませられるものうれしいポイントです。
ウォーターピーリング スマートピール
peipai/9,580円(税込 ※単品購入価格)

ウォーターピーリングやイオン導入、美白ケアやニキビケア機能までついた多機能美顔器。超音波振動により、肌についている水分をミスト状にして肌の汚れを除去してくれます。
イオン美顔器は専用ジェルの使用が必要な場合が多いですが、こちらの美顔器は水のみで使えるので、ランニングコストはかかりません!
美ルル ヒカリプラス
綺麗堂/49,800円(税込 ※単品購入価格)

エステサロンでも使用されるほどの高性能なフォトフェイシャルを行えるLED美顔器。三面鏡になったデザインが特徴で、あらゆる角度から肌全体にLEDの光をあてられます。
肌に美顔器を直接あてないので、肌が弱い人も使いやすいのが特徴。肌の状態に合わせて、7つのパターンを設定できます。
LED美容器 EX-280
エクスイディアル/37,800円(税込 ※単品購入価格)

280個のLEDを使用したハイスペック美顔器。ミラー反射板によって照射効率が120〜130%高められており、効率よく美顔器を使用できます。
10個のモード選択が可能で、デコルテやヒップ、背中などにも使えます。光を浴びるだけのLED美顔器なので、日常的に使いやすく、清潔にスキンケアを行えます。
ピュア水素水スチーマー
ヤーマン/49,000円(税抜 ※単品購入価格)

エイジングケアを追求したスチーマー美顔器。顔にはもちろん、デコルテや髪にもスチームをあてられる大容量タイプです。
また、高濃度水素水も生成できるので、体の内側からきれいになりたい人にもぴったり。5つのモードが搭載されており、時間のない朝でもスキンケアをしっかりできます。
スチーマー ナノケア EH-SA99
パナソニック/34,560円(税込 ※単品購入価格)

温スチームと冷ミストで肌を引き締めるスチーム美顔器。温かさと冷たさのギャップによる刺激で、ハリのある肌に導いてくれます。肌の状態や仕上がりによって、5つのコースを選べるのが高ポイント!
朝のクイック温冷などもあり、時間がないときでもスキンケアしやすい美顔器です。また、アロマタブレットを使用すれば、贅沢なスキンケアタイムを楽しむことができますよ。
美顔器を正しく使ってトラブル知らずの美肌に!
今回は、美顔器による肌トラブルの原因や正しい使い方などをご紹介しました。
せっかくよい美顔器を手に入れたのなら、効果的な使い方をしたいですよね。肌がきれいになれば、顔の印象がガラッと変わります。毎日のスキンケアも楽しくなりますよ!
ぜひ、本記事を参照に、自分に合う美顔器を見つけてくださいね。
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