自分らしいキャリアを積んでいくため、育児に専念するため、何かしらの理由で転職を検討している女性は多くいるでしょう。
「女性らしく働いていくには?」「女性管理職になるためには転職した方が早い?」そんな悩みを解決するために、本記事では女性が転職するときに必ず役立つおすすめの転職サービスをご紹介します。

目次
女性が転職で悩むポイント
女性が転職を考えるときに、まず悩むのは「雇用形態」と「ワークライフバランス」ではないでしょうか?
男性は20代から定年まで9割近い方が正社員で働き続けますが、女性の場合は半数以上が正社員ではなく非正規社員として働いています。これだけ女性の社会進出が活発化している現代でも、結婚や出産のタイミングでパート勤務に切り替えたり、配偶者の転勤でやむを得ず派遣社員を選択したりする方は非常に多いです。
女性は、男性よりも雇用形態の選択に悩み、自分に合ったワークライフバランスとは何かと模索しながら転職をするのではないでしょうか。
年齢と結婚・出産有無で働き方が変動する
女性の場合、年齢と結婚有無、出産有無によって仕事に求めるものが大きく異なります。また、子供の末子年齢によっても働き方が大きく変わってきます。

まだまだスキル・経験が浅く若手として扱われる。未経験求人にも積極的に応募しやすい時期。アラサー期に近づくほど実務経験・実績が求められる
② 未婚/40~50代
完全に独立しているケース。生活費はすべて自分の収入でまかない、実家暮らしで親の援助をするケースもある。バリキャリ派であれば、女性管理職としてキャリアを積んでいく方も。
③ 既婚/20~30代/子ども無し
①と同じくスキル経験を積んでいく時期。未経験の業界にも転職はしやすい。出産を検討している方であれば、育休産休が整った会社に転職希望する場合も。
④ 既婚/20~30代/子どもが未就学児
育休・産休を経て職場に復活するか悩む時期。予想外に子供の預け先が見つからず、やむを得ず一度離職を選ぶ方もいる時期。専業主婦、パート勤務、契約社員への転換など枝分かれが起きやすい時期。
⑤ 既婚/20~30代/子どもが小学生以上
年齢的にもまだ若く体力があるため、正社員として稼ぎ、子育てと両立させたい方が多い。子供が小学生以上になるとフルタイムで出勤しやすくなるので、時短から通常勤務に戻る方もいる。出産期に一度離職している場合は、再度求人を探して正社員として勤務希望をする方もいる。
⑥ 既婚/40~50代/子どもが未就学児
④⑤と近しい状況ですが、高齢出産となるので離職してしまうケースも多い。
⑦ 既婚/40~50代/子どもが小学生以上
⑤と同じく、子供に手がかからなくなってきているので仕事の量を増やしたいフェーズ。子供が小学生になると、ブランクが10年ほど空いている可能性もあり年齢も重ねているため、正社員として復職できるのか不安が多い年代。
⑧ 既婚/40~50代/子どもが高校~成人
完全に子供が手離れしている。子供の大学費や家のローンを抱えているケースも多く、パート勤務か正社員への復職で悩む時期。
もっと細かく分けていくと、28・29歳のいわゆるアラサー期未婚女性と35歳前後の未婚女性では、結婚観や体力、仕事に求める価値観は大きく異なるでしょう。
20代であれば「結婚したらパート勤務にしよう」と考えている方も一定数いると思いますが、35歳以上で未婚の場合、「自立して1人で稼いで行こう」と切り替える方もいるでしょう。その場合、転職に求める要素は大きく変わってくるはずです。
子供がいる場合は、「子供が手のかかる未就学児なのか」「出産を機に退職してブランクがあるかどうか」によって、描くキャリアは大きく変わります。ブランクがあり、子供も小さく、正社員として復帰したいのに年齢が40代となると、求人を探すことは少し時間がかかります。

女性に多い転職理由

エン・ジャパンの調査によると、女性の転職理由は下記の通りです。(2017年12月、女性404人)
1位:給与・待遇への不満
2位:将来に対する漠然とした不安
3位:仕事内容への不満
4位:職場の雰囲気の悪化
5位:人間関係の悪化
6位:体調の悪化
7位:残業時間の増加
8位:他にやりたい仕事が見つかった
9位:妊娠、出産、育児
年代別に詳しく見ていきましょう。
20代女性の転職理由
20代女性の過半数が気にしているのは、給与・待遇への不満と将来に対する漠然とした不安です。
また、20代女性は30代、40代と比較して仕事内容へ不満を抱えている数が46%と圧倒的に多くなっています。(30代、40代は30%前後)次いで、残業時間を一番気にしているのも20代の女性でした。
30代女性の転職理由
30代の女性は、先のランキング通りの結果になりますが、子供の手がかからなくなってきたタイミングで仕事量を増やしたいという意見が目立ちました。
また、30代になると1度は転職経験をしているケースも多く、「転職した会社の仕事内容が求人と異なっていた」ために、早期に転職を検討する場合もあるようです。30代女性は、他の年代よりも出産・妊娠・育児が原因で転職を検討している方の比率が高いです。
40代女性の転職理由
40代の女性が、ほかの年代と比較して気にしていることは、人間関係と残業時間、会社の業績でした。
1位、2位の給与・待遇は依然として気にされる方が多いですが、40代になると仕事内容よりも悪い人間関係を断ち切りたい、家庭のために残業を減らしたい、という意見があるようです。
派遣がいいの?バイトでいいの?
女性は、転職の際に雇用形態を変えるべきか悩んでいることが分かりました。改めて、派遣社員やアルバイト・パートのメリット・デメリットを見ていきましょう。
女性派遣社員のメリット・デメリット
派遣社員はボーナスもないし、すぐに契約を切られる不安があるとネガティブなイメージを持たれることがあります。しかし、実際には下記メリットが存在します。
・条件を選びやすい(勤務地、勤務時間、残業有無、出勤数、大手、きれいなオフィス環境など)
・服装自由が認められる場合が多い(ネイル、カジュアルな私服で通勤、髪色など)
・人気企業で働ける(大手金融会社の事務職、有名メーカーでのコールセンターなど多数)
・仕事内容を選べる
・責任のある重たい仕事を避けられる
派遣社員の場合、時給制となり、残業なしで帰ることが可能です。週4日勤務とフレキシブルな働き方も選択することができます。仕事の内容で選ぶことももちろん可能ですが、柔軟な働き方を求めて派遣社員を選ぶ方も多いでしょう。
また、給与面ではアルバイト・パートよりも時給が高額設定となっており、副業やダブルワークが認められるため、アルバイト・パートよりもお給料が安定していて安心です。
・ボーナス、有給休暇がない場合が多い
・同じ職場で3年以上働き続けられない(同じ派遣先で働き続ける期間が法律で決まっている)
・派遣の契約は3か月ごとに更新され、途中打ち切りになる可能性がある
・交通費が出ない場合が多い
・雇先の派遣会社によって左右される(賃金の高さ、就業フォロー有無、紹介される派遣先企業の質など)
・正規社員と格差を感じることがある(仕事内容、待遇など)
・誰でもできる仕事=責任のない仕事を任せられてやりがいを感じられない可能性がある
メリットとデメリットであげられている「責任の軽い仕事」に対して、ご自身がどう感じるかが重要です。派遣社員を邪険に扱う企業は減ってきてはいますが、企業にとっては社員の穴埋めとして派遣社員を取り入れている場合もあります。
こう考えていくと、責任が適度にある仕事をしながら高時給で働き、子育てなどプライベートと両立するのであれば派遣社員は非常におすすめです。
しかし、長い目で見たときに同じ会社にいることができない、責任のある仕事ができないのでスキルUPしづらい、正規社員に下に見られてしまう可能性があるなど注意点もあると理解しましょう。
女性がアルバイト・パートに切り替えるメリット・デメリット

・働き方を選びやすい(出勤日数、休日日数、残業有無を自己都合で交渉しやすい)
・副業・Wワークが可能
・責任の軽い仕事ができる
これらの特徴を見ていくと、ご自身の趣味や家族との時間を優先したい方にはアルバイト・パート勤務がおすすめです。
結婚を機に、扶養に入る場合はアルバイト・パート勤務として転職する方も多いでしょう。しかし、次のデメリットもあることも重々理解した上で判断すると良いでしょう。
・育休、産休制度や有給休暇がない
・時給が低い(派遣社員に比較すると圧倒的に賃金が低い)
・基本的に時給制。休むとその月の給与に直結するため安定しにくい
・扶養範囲をこえて働く場合、収入が割に合わない場合がある
・責任の軽い仕事しか任せてもらえず、役職に就きにくい
・結婚相手の収入が途絶えた場合、家族の生計を立てることが非常に困難
派遣社員で働くことと同様で、自分の好きな時間に働き、仕事内容も自己都合で選択できることが魅力です。しかし、時給1000円×(1日7時間×1か月20営業日)として月給14万円、年間だと額面で168万円ですから扶養範囲外となります。
扶養を外れると配偶者控除がなくなり社会保険の支払い義務が発生するため、働く時間は長いのに手取りが少なくなってしまうため注意が必要です。
いわゆる「働き損」とならないためには、年収200万円以上を目指していくことになるので、アルバイト・パート勤務よりも正社員フルタイム勤務をした方が、バランスが保ちやすいでしょう。
女性が正社員で転職すべき理由
ここまで、女性が転職する際に候補にあがる派遣社員、アルバイト・パート勤務について確認してきました。

女性が正社員であることのメリット
・育休、産休、時短勤務を選択できる(制度がない企業もあるため要確認)
・毎月固定給が入ってくる
・有給休暇を取得できる(制度があまり活用されていない企業もあるため要確認)
・ボーナスがある(制度がない企業もあるため要確認)
・結婚相手が無収入になった場合でも、家計を支えやすい
・福利厚生を受けやすい
・社会的信頼がある(ローンを組みやすい、クレジットカードを使用できるなど)
女性が正社員であることのデメリット
・基本的にフルタイムで出勤が必要になる
・比較的、責任のある職務に就くこととなる
・急な休み、長期休みがとりづらい(アルバイトと比較して)
・残業が多くなる可能性がある
女性雇用者のうち半数は非正規労働者として働いている現実がある一方で、結婚している女性のうち6割は何かしらの仕事をしています。(厚生労働省の専業主婦世帯と共働き世帯の推移より)出産・育児のタイミングでキャリアが途切れてしまうことが多いですが、女性であっても長期的に働いていくことを考えるべきでしょう。
また、別の視点から考えると、女性の生涯独身率は14%、離婚率は35%です。自分の生計を立てる為に、長期的かつ安定した雇用環境下で働くことが必要なため、正社員としてキャリアを築くことは必要不可欠でしょう。
転職エージェントと転職サイトの使い分けを覚えよう
ここからは、女性が転職をするときに役立つ、さまざまな転職サービスを紹介していきます。
初めての転職をする方も、以前何かしらの転職サービスを利用した方にも役立つよう、基礎的な知識とおすすめの転職サービスをまとめていますので、是非参考にしてください。

転職エージェントとは
転職エージェントとは、人材紹介会社とも呼ばれていて、正式には「有料職業紹介事業者」という名称で、厚生労働省の認可を受けないと開業できない事業です。「求人募集を行いたい企業」と「転職をしたい転職者(求職者)」をマッチングする仲介業者、そこで働くキャリアアドバイザー達のことを指します。
また、転職エージェントは成果報酬型のサービスです。採用を行う企業に対して、転職エージェントが求職者を紹介し面接をしていき、内定者が「この会社に入る」と入社意思を示した時点で仲介が完了とみなされます。企業は内定者の理論年収30~35%を紹介料として転職エージェントに支払うので、完全成果報酬型のサービスとなります。
転職エージェントは企業と求職者をつなげる橋渡しの役目となります。転職エージェントに対して支払いをするのは採用企業のみで、求職者は一切お金を支払いません。そのため、転職エージェントをうまく利用すれば、求職者にとっては大きなメリットとなり得るでしょう。
転職エージェントはこんな人におすすめ
転職エージェントは下記サービスを提供してくれます。
・キャリア面談の実施
・非公開求人の紹介
・求人紹介
・履歴書、職歴書の添削、アドバイス
・企業に応募する際に、求職者が有利になるような推薦状を提出
・面接日程のスケジュール調整
・面接対策、面接後の希望聞き取りやフォロー
・給与、待遇の交渉
・入退社のスケジュール調整
転職の第一歩から、離職し入社日を迎えるまで事細かにサポートをしてくれます。
転職が初めての方や、忙しくて自分で転職準備が進められない方、自己PRなどに不安がある方、自分のことを客観視してアドバイスが欲しい方、非公開求人に応募したい方などにおすすめの転職サービスです。
転職サイトとは
転職サイト(求人メディア・求人広告)は、先行投資型のサービスで、企業は広告掲載料を支払います。掲載費用は10万円前後から、100万円を超えるものまであり、中途社員の採用であれば2~3か月掲載を行うことが一般的です。転職サイトのキャンペーンを上手く利用すれば、安価で長期間の求人募集を掲載することも可能です。しかし、通年で複数職種の募集が必要な場合は決して安い金額ではありません。
求職者側の利用料は一切かからず無料です。しかし企業は応募がきてもこなくても、求人広告の掲載料を支払わなければいけないので、成果報酬型の転職エージェントよりリスクがあるでしょう。その分、採用に対してのコミット力は高く、今掲載している企業は、早めに内定を出してくれるケースもあります。
転職エージェントでは、「時期は急いでいないから、確実に条件の合う人を1人採用したい」という狙いを定めた採用を行う傾向があります。よって転職エージェントの求人の方が、応募条件が厳しくなる可能性は高いです。
転職サイトはこんな人におすすめ
転職サイトのサービス内容は以下の通りです。
・積極採用をしたい求人だけが掲載されていて、採用担当者の対応も早い
・スカウトメール機能を使えば、企業側からのオファーも届く
・「女性が活躍中の企業」「時短勤務制度がある企業」「女性管理職がいる企業」など、自分の希望にあわせて求人を絞り込んでいくことが可能。
・情報収集ができる(採用に関するコラムが充実している、履歴書のひな型などがダウンロードできる転職サイトもある)
求職者1人に対し、専任のキャリアアドバイザーがつく訳ではありませんが、自分で情報検索ができる方であれば、転職サイトの利用はおすすめです。キャリアアドバイザーに応募を催促されることもなく、自分のペースで、納得感をもって進められます。
複数の転職サイトを比較したい場合は、多くとも2~3つのサイトに絞るようにしましょう。あまりにも多すぎると、情報の取捨選択がしづらく、転職活動を進めづらくなってしまうからです。
女性におすすめの転職エージェント7選

マイナビエージェント

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20代に信頼されている転職エージェントNO,1です。新卒サイトのマイナビブランドが有名なことから、比較的若い層、第二新卒の転職サポートに定評があります。株式会社マイナビ社内での女性雇用率が高いこともあり、女性のキャリアアップサポートに対しても定評があります。
マイナビエージェントのサイトには、「女性だからこそ聞かれやすい面接での質問」や「女性が転職に有利になる資格一覧」など、女性ならではの知りたい情報が詰まっていて安心できるでしょう。
担当するキャリアアドバイザーは女性のみでチームを組んでいるため、相談のしやすさもポイントです。
・8割以上が非公開求人
・20代×女性に強い
・看護師やネイリストなど女性ならではの専門職求人数も多い
・全職種まんべんなく求人を保有している、中でも営業・エンジニア・経理系職種に強い
・転勤のない地域限定職や優良中小企業の求人が豊富

リクルートエージェント

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リクルートキャリア株式会社が運営する、国内最大手の転職エージェントです。
保有求人数、登録者数、内定決定数、どの項目でも1位を誇る大型転職エージェントです。特に女性特化ではないですが、母体が大きいので女性に案内しやすい求人の数も圧倒的に多いので、利用して損はないでしょう。
最近では独自サービスも開発しており、スマホアプリ版や職務経歴書などを作成できるレジュメNaviというツールも無料で提供しています。
・担当者によっては面談が雑だという口コミもある
・数多く紹介されすぎて求人が選べなかったという意見も
・未経験からキャリア志向の求人まで幅広く保有、とにかく数での勝負という印象

情報収集をするというスタンスであれば、必ず利用すべきエージェントと言えます。
アイデムスマートエージェント

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株式会社アイデムが運営する転職エージェントです。
アイデムといえば、求人情報誌や求人サイトのパイオニアとして求人媒体を40年以上発行してきた老舗の人材サービス会社で、人材紹介事業に参入したのは2011年と後発です。最大の強みとしては、もととなる求人広告事業で今まで25万社の企業の求人を手掛けてきたため、各企業の人事担当者と太いパイプがあります。
正直なところ、アイデムスマートエージェントはTVCMや広告にもまだ力を入れ切っていないため、利用者の口コミも他大手エージェントに比べると少ないです。数少ない口コミを見てみると、「求人数や求人の質、担当コンサルタントの専門知識は△」という声が散見されており、評価はまずまずといったところでしょう。しかし、元は求人広告のプロとして長年法人営業を行ってきた会社のため、業界知識や採用ノウハウは多くストックされているはずです。
求人広告しか利用しておらず、転職エージェントはあまり利用してこなかった隠れ優良企業の求人を持っている可能性があるので、一度相談してみるのは良さそうです。
・大手同業他社に比較し、強い押しのある営業はされない
・対応が親身で丁寧という口コミが多い
・求人数は少な目、その分1人1人に対するサポートは丁寧

そういう意味では、しっかり話ができて、確実に1社1社を紹介してくれそうな転職エージェントを利用するのも良いでしょう。
パソナキャリア

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株式会社パソナが運営する転職エージェントです。女性に特化したエージェントではありませんが、1976年からスタートした大手老舗のエージェントのため、求人募集を出している企業からの信頼も厚く、質の高い求人を保有しています。
パソナは女性推進をけん引してきた企業であり、人材サービス業界の中でも女性の転職に強いエージェントだと定評があります。
募集職種は、営業職、IT・ものづくりエンジニア、管理部門に加え、医療や金融専門職も取り扱っています。リクルートグループ、dodaに続き、大手の転職エージェントであれば、取り扱い職種には偏りがない印象です。
・20代~40代まで幅広い世代に指示されている
・未経験求人、中堅社員向け、ハイキャリア向けとバランス良く求人を保有している
・保有求人件数は2万5千件を超えていて、企業規模は世界6位
・女性のキャリアアドバイザーが多く活躍している
・パソナキャリア利用者の全体の36.8%が女性利用者
・パソナキャリアを介して転職した方のうち67.1%が転職後の年収をUP
ランスタッド

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ランスタッドは世界最大級の外資系総合人材サービス会社として、年間20万人もの転職サポートをしています。
サイトの入り口は「キャリアアップ転職」と「プロフェッショナル転職」に分かれており、前者は20~30代向け、後者は年齢問わずハイクラス求人の紹介を軸に展開しています。
キャリアアップ転職の紹介領域は幅広くあり、営業・マーケティング・事務・管理・ITエンジニア・WEBクリエイティブ・製造・流通サービス・外食・金融・不動産・医療・コンサル・経営管理とすべてをカバーしています。対してプロフェッショナル転職では、医療・医薬・消費財・テクノロジー・製造・管理部門と専門職が多くなり、外資系、グローバル企業を中心に年収800~3000万円クラスの求人を取り扱っています。
外資系の求人を希望で登録する方が多いようですが、競合のJACリクルートメントやSpring転職エージェントに比較すると、サポートが充実していないという口コミが多いので注意しましょう。
・外資系求人を扱っている
・マイナビやtypeに比較するとかなりハイキャリアの(年収1000万~クラス)の求人を扱っている
・世界的に見ると大規模な転職エージェントだが、日本国内での実績はそこまで多くない印象
・応募書類の添削や、面接対策に期待している人は、JACリクルートメントかSpring転職エージェントの利用がおすすめ
Spring転職エージェント(アデコ)

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2018年度オリコン顧客満足度調査で転職エージェント、顧客満足度第1位になった転職エージェントです。下記4つの専門分野に特化したコンサルタントが在籍しているため、質の高いサービスを受けられることを強みとしています。
◎4つの分野
①HR&ファイナンス領域
②セールス&マーケティング領域
③IT&エンジニアリング領域
④ライフサイエンス&メディカル領域
また、大手転職エージェントでは、企業側の担当と求職者の対応をする担当が別々の場合が多いですが、Spring転職エージェントでは企業と求職者両方を担当する一気通貫型スタイルをとっています。そのため、機械的なマッチングを行うのではなく、求職者の人となりをしっかり見極めながら応募企業に推薦していくため、採用後のミスマッチを防ぎ質の高い採用成功を生み出すことができます。
・スイスに本社を構えるグローバル企業のアデコ
・日本では30年の歴史があり、全国各地の内外資系企業に精通している
・世界60か国、5100以上の拠点で事業を展開している安定感がある

type転職エージェント

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キャリアデザインセンターが運営する転職エージェントです。「女の転職」という女性向け転職サイトが有名ですが、同じtypeブランド内で転職エージェントも運営しています。総合人材サービス事業を展開していますが、求人紹介エリアは東京・神奈川・千葉・埼玉の1都3県と限られているので注意しましょう。
また、type転職エージェントは、以下の3つを軸に「サービス実感NO.1エージェント」を目指しています。
1:求人の選び方
2:志望度の高い企業の受かり方
3:納得のいく転職先の決め方
その他にも、職種ごとに専門チームを構えて対応してくれるので、求人に対する情報量は期待できるでしょう。パソナやマイナビエージェントと比べると、比較的未経験求人が多く、販売サービス・小売り職種や事務職、バックオフィス求人などが手厚くなっています。
・20代半ば~30代半ばの利用者が多い
・基本的には@typeの媒体で扱っている「女性・営業・エンジニア」への転職サポートが一番得意
・中でもIT、エンジニア職の領域に強い
転職サイトならこの2つ!

リクナビネクスト

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大手人材会社のリクルートグループが運営する中途者向けの求人媒体です。
求人保有数、情報量、ブランド力は人材業界の中でもガリバー的存在のため、転職活動を始めるならまずリクナビNEXTに登録することをおすすめします。サイトでは自分の好きな条件で求人を絞り込んでいきますが、女性の転職者向けに下記のようなこだわり条件で検索することが可能です。
・17時までに退社可
・育児、介護休業取得実績あり
・育児支援、託児所あり
・女性が活躍中
・子育てママ活躍中
・女性管理職登用あり
・女性従業員4割以上

情報量が多すぎて、探すことが苦手な方には不向きな転職サービスかもしれませんが、スマホ1つで精度高く検索ができるので是非使ってみてください。
ビズリーチ

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使い易さ | ![]() |
「管理職を目指す女性向けの会員制登録サイト」として、ビズリーチ・ウーマンという女性専用のページを設けています。
ビズリーチ・ウーマンはスカウト型の媒体で、現在約9100社の企業と2700名以上のヘッドハンターが登録しています。ご自身のレジュメを登録しておけば、厳選された優良企業やヘッドハンターからスカウトを受けることができる便利なサービスです。
・年収1000万クラスのハイキャリア求人が豊富
・利用者の口コミも、年齢問わず管理職クラスのハイスキルの方が多い印象
・国内勤務だけではなく海外勤務、外資系求人も豊富
・ハイキャリアでありつつ、時短や在宅ワークの求人もある
正直なところ、ある程度実績を積んだ方や明確にアピールできる資格やスキルがない方には、紹介される求人は少なく物足りないでしょう。
また、転職サービスは無料で利用できるのが通例ですが、ビズリーチは一部サービスが有料となっているので注意しましょう。すなわち、ある程度金銭的に余裕がある求職者をターゲットにしており、有料サービスに課金させることで求職者をふるいにかけているのです。

転職サービスにプラスαで口コミサービスもチェックしよう
ここまで数々の転職サービスをご紹介してきましたが、転職サービスの利用精度をより高めるためのテクニックをひとつご紹介します。

元社員の口コミを無料で閲覧できる
転職サイトや転職エージェントの情報は、応募を集めるために企業の良い点ばかりを主張するものも少なくありません。
転職後にいちばん困るのが、イメージしていた職場と現実の職場のギャップですよね。転職サイトでは産休取得実績あり、と表記があったとしても、実際に取得した人が100人中1人だったらどうしますか?
そこで、口コミサイトのVokers、転職会議、ベストワークなどを閲覧し、必ず生の情報を確認すると良いでしょう。
女性らしい転職を成功させるポイント

情報はこまめにチェックし聞いたことを鵜呑みにしない
女性を採用している企業では、今いる従業員の産休・育休や結婚退社で急な欠員が出ることが多いでしょう。そのため、常日頃から情報収集に努めて求人募集のタイミングを逃さないようにしましょう。
転職サイトであれば、なるべく毎日マイページにログインすることをおすすめします。実は、企業側が求職者にスカウトメールを送るとき、ログイン日が浅い順番に送るケースが多いのです。
せっかく登録をするのであれば、なるべくたくさんの企業からオファーを受け取りたいものですよね。小まめにログインしチャンスを狙うことが大切です。
また、さまざまな転職サイトや人材サービスの情報がネットで出回っていますが、すべての情報を鵜呑みにしてはいけません。「女性活躍中」という求人であっても、「女性は何割くらい在籍しているのか」「何をもって活躍とうたっているのか、根拠は何か」と、ひとつひとつの情報の信ぴょう性を確かめながら進めていくことが重要です。
迷ったら複数の転職サービスに登録を!
女性におすすめの転職サービスを、9つ厳選してご紹介してきました。それぞれの違いはご理解いただけましたでしょうか?
数ある転職サービスの中で1つだけ利用して転職活動を進めるよりも、2~3つほど登録してみることをおすすめします。1つのサービスだけだと情報量、求人数が物足りないかもしれませんし、求人数を多く保有している転職サービスだとサポート力がいまいちのケースもあるからです。
転職エージェントを利用するのであれば、担当コンサルタントとの相性が良いかどうかでも変わってくるので、まずは2つ以上の転職サービスを利用してみましょう。
もちろん登録しすぎると管理が大変になるので、注意するようにしてください。
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