オイリー肌向けのスキンケア特集や、夏向けのアイテムとしてよく見かける「収れん化粧水」。
そもそも収れん化粧水って何?使い方は?おすすめの商品はどれ?などと気になっていませんか?
そこで今回は、そもそも収れん化粧水とはどういったものかを解説したうえで、おすすめの収れん化粧水をご紹介。
選び方や気になる使い方のポイントもお伝えしますので、ぜひ最後までチェックしてみてくださいね。
目次
1.収れん化粧水とは?
まず、収れん化粧水の特徴や魅力をおさらいしておきましょう。
収れん化粧水とは?
収れん(収斂)化粧水とは、肌(毛穴)の引き締めを目的とした化粧水のこと。「トーニングローション」と呼ばれることもあり、保湿目的で使用する通常の化粧水とは異なります。
そのため、保湿化粧水や乳液といった普段のお手入れにプラスして使う場合がほとんど。あくまでも肌の引き締めがメインの役割なので、通常の化粧水に置き換えて使うことはありません。
多くの場合、アルコールや肌の引き締め効果が期待できる成分が配合されており、コットンに出してパッティングしながら使うのが主流です。
パッティングの際に清涼感を感じることができるので、夏のお手入れにもおすすめ。朝に使えば、化粧崩れ防止にも役立ちますよ。
洗顔後すぐ(保湿化粧水の前)使うものもありますが、乳液の後に使うものがほとんどです。スキンケアの最後に使うことで、それまでに与えたうるおいを肌にキープしやすくなります。
成分については第2章、使い方については第4章で詳しくお伝えします。ぜひ合わせて確認してみてくださいね。
収れん化粧水はこんな人におすすめ
・肌(毛穴)を引き締めたい方
・オイリー肌の方
・テカリやべたつきが気になる方
・夏のスキンケアを少しでも快適にしたい方
・化粧崩れを防ぎたい方
・さっぱりした使用感が好きな方
通常の化粧水を収れん化粧水として代用できる?
先ほど、収れん化粧水は通常の化粧水に置き換えて使うことはないとお伝えしましたが、その逆もまた然り。
通常の化粧水に引き締め効果がないわけではありませんが、あくまでもいちばんの目的は「保湿」です。効率よく肌の引き締めケアをしたいのであれば、専用の収れん化粧水を使用したほうが効率がアップしますよ。
また、「収れん化粧水」と調べるとヒットすることが多い雪肌精・無印良品・ハトムギ化粧水・オルビス・ちふれ・アクアレーベル・ドクターシーラボなどは、厳密には収れん化粧水ではありません。
あくまでも「保湿」を目的としている通常の化粧水なので、混同しないようにしましょう。
2.収れん化粧水の選び方
続いて、収れん化粧水の選び方についてお伝えします。
配合成分で選ぶ
収れん化粧水でいちばん重視したい効果はもちろん「引き締め」。
商品を選ぶ際は、ぜひこれらの成分が配合されているかもチェックしてみてください。
・塩化アルミニウム
・クエン酸
・植物エキス
┗ハマメリスエキス
┗アーティチョーク葉エキス
┗ヒオウギエキス
┗センチフォリアバラ花エキス
┗ヤグルマギクエキス など
ただし肌にいいイメージがある植物エキスは、敏感肌の方には合わない場合も。心配な方は、事前に必ずパッチテストをするようにしましょう。
パウダー入りならサラサラ感アップ
カーマインローションなどに代表されるように、収れん化粧水の中には、パウダーとローションが2層になったタイプもあります。
パウダーの正体は、収れん作用があるとされる酸化亜鉛など。粉末状なので、皮脂などによるべたつきを物理的に吸着する効果も期待できます。
パウダーが肌表面に残る場合もありますが、仕上がりがよりサラッとするのが特徴。サラサラ感がお好みの方は、ぜひパウダー入りの収れん化粧水もチェックしてみてください。
なお、2層式の収れん化粧水は、使用前にボトルをしっかり振ってよく攪拌させましょう。
3.おすすめの収れん化粧水
それでは、おすすめの収れん化粧水をご紹介します。プチプラからデパコスまで、さまざまな収れん化粧水をピックアップしました。お気に入りを見つけるための参考にしてみてくださいね。
AQ トーニング ローション a
コスメデコルテ/200mL/9,000円(税別)

メイク前に使うことで、化粧崩れしにくい肌に仕上げる朝用の収れん化粧水です。たださっぱりするだけでなく、肌へみずみずしいうるおいを補給。過剰な皮脂や毛穴が気になる肌も、心地よく引き締めてうるおします。
フィトチューン トーニング ローション
コスメデコルテ/200mL/4,800円(税別)

同じコスメデコルテの中でも、こちらは植物の恵みを活かしたライン、フィトチューンの収れん化粧水です。朝に使うことで、すべすべやわらかな素肌をキープ。毛穴が気になる肌を清々しく引き締め、化粧持ちを高めます。
カーマインローション(N)
資生堂/150mL/600円(税別)

資生堂のロングセラーアイテム、昔ながらのカーマインローション。日焼け後の肌に使うのが定番ですが、顔用の収れん化粧水としても使用可能です。パウダー入りで、サラサラの肌に仕上がります。
ドルックス オードカルマンN
ドルックス/150mL/600円(税別)

ほてった肌をすこやかに整える収れん化粧水。こちらもカーマインローションと同様、パウダーが配合されています。さわやかな感触なので、夏のスキンケアにもぴったりです。
オーデュベールN
ドルックス/150mL/800 円(税別)

肌へみずみずしい水分を補い、引き締めてくれる収れん化粧水。シンプルな配合成分で、肌をすこやかに導きます。日焼け後、雪やけ後の肌にもおすすめ。
オードルックス(アストリンゼントマイルド)N
ドルックス/150mL/600円(税別)

きめを整えて引き締め、すこやかに保つ収れん化粧水。さわやかな使用感ながら、肌へ穏やかにうるおいを補います。
フレッシュアップトーニング
エリクシール シュペリエル/170mL/3,000円(税別)

肌のきめや毛穴を引き締め、みずみずしいうるおいが続く収れん化粧水。さわやかなのにきちんとうるおいも実感できるので、エイジングケアをしたいけれど重たい使用感は苦手…という方にもおすすめです。
トーニングローション(医薬部外品)
エリクシール ホワイト/165mL/4,000円(税別)

美白有効成分としてトラネキサム酸が配合された、薬用の収れん化粧水。皮脂吸着効果が期待できるパウダー入りなので、べたつきをしっかり抑えたい方に最適です。メラニンの生成を抑えてシミ・ソバカスを防ぎながら、クリアでみずみずしい肌へと導きます。
純米ひきしめ水
純米 美人ぬか/190mL/980円(税別)

収れん効果と保湿効果を両立した化粧水。米ぬかエキス・米ぬかセラミドなどといった、お米由来の保湿成分を配合しているのが特徴です。たださっぱりするだけではない、すべすべとうるおう肌に仕上げます。
明色スキンコンディショナー
明色化粧品/200mL/950円(税別)

ヴェルサイユローズエキス(整肌)やハトムギエキス(保湿)を配合しているスキンコンディショナー。洗顔後のプレ化粧水として使えば、収れん効果も期待できます。
トーニングコンディショナーt
トワニー/180mL/5,000円(税別)

ひんやり爽快な使用感で、きゅっと肌を引き締める「クール水」。朝に使えば、化粧崩れしにくいサラサラの肌がつづきます。夏に使いたくなるペパーミントの香りも魅力的です。
リバイタル グラナス スプラッシュジェリー ミスト
リバイタル グラナス/50mL/5,000円(税別)

リバイタル グラナスの収れん化粧水は、なかなかめずらしいミストタイプ!シュッとひと吹きすれば、ひんやりみずみずしいミストがさっぱりと肌を引き締めます。皮脂によるべたつき対策として、日中のお化粧直しにも最適です。
ボタニカル クリアローション シトラスハーブの香り
明色化粧品/200mL/1,000円(税別)

植物の恵みで、肌をすこやかに整える引き締め化粧水です。「明色スキンコンディショナー」と同じく、プレ化粧水として使うことで収れん効果が期待できます。整肌成分として、アーティチョーク葉エキス・ヒオウギエキス・ノイバラエキスを配合。「フローラルローズの香り」もあります。
トーニングローション コンビネーション/オイリー
クラランス/200mL/4,200円(税別)

さわやかな使い心地できめを整える、脂性肌向けの収れん化粧水。フレッシュなうるおいで、肌をしなやかに導きます。普通肌向けの「ドライ/ノーマル」、乾燥肌・敏感肌向けの「エキストラ コンフォート」もありますので、肌質に合わせて選んでみましょう。
フローラルトニック ローション
シスレー/250mL/10,200円(税別)

角質層へすっとなじむ、浸透の良さも魅力的なシスレーの引き締め化粧水。保湿や整肌効果があることで知られるローズウォーター(センチフォリアバラ花水)を配合し、ツヤのあるしなやかな肌へと導きます。
スキンタイトニングクールローション
スイサイ/150mL/オープン価格

酵素洗顔料が人気なスイサイの収れん化粧水。豆乳発酵エキス(保湿)を配合し、肌をうるおしながら引き締めます。心地よいひんやり感で、暑い季節にもおすすめ。
4.収れん化粧水の使い方
収れん化粧水は、スキンケアの中では比較的イレギュラーなアイテム。使い方がよくわからないという方も少なくないのではないでしょうか?最後に、基本的な使い方をご紹介しますので、ぜひいま一度確認してみましょう。
コットンに出してパッティングするのが基本
収れん化粧水は、手のひらに出してそのまま顔になじませるのではなく、コットン使いが一般的。コットンに出したら肌にパッティングするようになじませます。パッティングすることで、よりひんやり感も味わいやすくなりますよ。
ただし力の入れすぎにはくれぐれも注意!やさしい力加減で、丁寧にパッティングしましょう。また、化粧水の量が少ないと毛羽立ちにつながることも…。
収れん化粧水はいつもより多めに、たっぷりコットンに出して使ってくださいね。
使うタイミングは、乳液の後が一般的
収れん化粧水を使うタイミングは、乳液の後が一般的。
朝であれば、
保湿化粧水→(美容液)→乳液→収れん化粧水→日焼け止め
という順番で使用します(夜は日焼け止めを省略)。
スキンケアの最後に使うことで、それまでに与えたうるおいを肌にキープする効果も期待できます。まれに洗顔後すぐ(保湿化粧水の前)使うものもありますが、特に表示がない場合は乳液の後に使うもの、と覚えておきましょう。
5.まとめ
収れん化粧水について、おすすめの商品を中心にさまざまな情報をご紹介してきました。
肌を心地よく引き締めてくれる収れん化粧水は、お手入れの満足度を高めてくれる縁の下の力持ち。肌の状態に合わせて、ぜひ収れん化粧水をスキンケアに取り入れてみてくださいね。
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