

わかりやすく教えてくれませんか?


効率的で安全な資産運用をどう選べばいいかまとまめてみました!
目次
1. 長寿国日本では老後貧乏に陥る人が多数?
1-1. 老後にはいくら必要か?
老後はまだ先と思っていても、誰にでもやってくるもの。老後を不安なく楽しく過ごすためには、公的年金(老齢年金)だけでは足りないと言われています。
多くの貯蓄や退職金などの預貯金があるならともかく、退職後に資金的余裕が見込めない場合、早いうちから老後を考えた資産運用を考えることが大切です。



毎月受け取れる老齢年金の平均額と高齢夫婦の無職世帯の家計収支を見てみると、1年で80万円以上不足するのは間違いないわよ!
○毎月受け取れる老齢年金の平均額
60歳 | 61歳 | 62歳 | 63歳 | 64歳 | 65歳 | |
男性 | 10万 | 10万 | 10万 | 18万 | 18万 | 19万 |
女性 | 4万 | 9万 | 9万 | 9万 | 9万 | 11万 |
参照:厚生省
○高齢夫婦の無職世帯の家計収支
出費 合計25万円 | 保険料、税金など 2万円 | 食費 5万円 | その他の生活費 18万円 |
収入 合計18万円 | 年金など 16万円 | その他 2万3000円 | 赤字 6万7000円 |
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1年で80万円以上不足する!


女性は、老齢年金の受給額が少ない傾向にあるから、早いうちからシュミレーションを立てて老後に備えることが大切ね!




生命保険文化センターが行った「生活保障に関する調査」(平成28年度)によると、
趣味も海外旅行も楽しみたい「ゆとりある老後」に必要だと考えるお金の平均は
毎月34万9,000円。
はるかに足りないのがわかるね。
実際に、老後には資金はいくら必要なのか?不安や疑問を抱く方も多いでしょう。平均的な金額として、おおよそ夫婦で3000万円は必要だと一般的に言われています。
1-2. 老後貧乏に陥らないために
長寿大国日本には「長生きのリスク」と言われているものがあります。
老後、長生きすればするほど、資金がなければ生活が苦しくなり老後貧乏に陥ってしまう人が近年増加していることから出てきた言葉。
近い将来迎える少子高齢化社会を見据え、危機感をあおるように、ニュースでもよく報道されていますよね。
平均的な給与所得があるサラリーマンや、いわゆるホワイトカラー労働者ももはや例外ではない。詳しくは本文にゆずるが、現役時の平均年収が400万円前後、つまりごく一般的な収入を得ていても、高齢期に相当な下流リスクが生じることをお伝えしておきたい。
普通に暮らしてきた人々が、老後を迎えて、普通の生活が送れなくなってしまうような事態、すなわち下流に転落してしまうことがはっきりと想定されている。
多くの人々は老後もこれまでと同様に安心して暮らしたいと考えているだろう。しかし、そうならない可能性が極めて高いのだ。「下流老人 一億総老後崩壊の衝撃 」(朝日新書)より
老後の困窮をテーマにした本も多数出版され、老後貧乏に関するさまざまな文献やデータが世にでています。それによると、現役時代に年収700万円代のサラリーマンだった人も老後困窮に陥る人が増えているとのこと。
だとすると、サラリーマン平均年収400万円の人は、より火の車になってしまうことがわかります。超高齢化社会を前に、老後の貧困に関する驚きの実態が明らかになってきました。


陥りやすい人は、お金の収支をしっかり把握していない人が多いわね。その他いろんなパターンの人がいるわ。
老後貧乏に陥りやすい人
・老後の生活を想像できない人
→誰でも年をとると身体的にも精神的にも現役時代と同じとはいかなくなります。
・貯蓄できない人
→ボーナスなどが出れば使い切ってしまう人は当然のように老後の資金を貯めれず貧乏に陥りやすい。
・退職金や企業年金がない会社で働いている人
→定年時にまとまったお金がないので、老後に困ってしまう。
・過度の教育費をかけている人
→子供を年収に合わない私立に行かせるなど、教育費が高いと貯蓄にお金が回らない。
・老後の生活レベルを下げられない人
→老後の節約生活は仕方ないと思えず支出を抑えられないと後々苦しい。
・賃貸住宅なのに貯蓄がない人
→賃貸の場合、老後も払っていかなくてはいけない。住宅ローンよりつらい場合も。




ちなみに、老後貧乏に陥らない人の特徴は次のとおり。
老後貧乏に陥りにくい人
・老後に備えて計画的に資金を調達している人
→早めに行動に移した人ほど老後は明るい。
・家計簿をつけ、収支を把握している人
→日々の自分の浪費と収入のバランスを知ることが大切。
・公的年金のしくみをよく知っている人
→公的年金がどれくらいもらえるのか?人によって違うので把握することが肝。
・保険や投資など資産運用について知っている人
→効率的な家計運営のためにリサーチした知識はお金になる。


2. 老後資金の備え方
老後のゆとりある生活のためには、公的年金だけに頼ってはいけない!
さらに、潤沢な資金が必要で、それを現役時代から調達しておかないと老後貧乏になってしまうことがわかったところで、さて、それをどうやって貯めるかですよね。
そこで、老後資金を作る際のポイントを解説します。

そこで、選ぶ際の大切なポイントを解説するわよ!
2-1. 老後資金を作る上ではずせないポイント
老後資金を準備するために思い浮かぶ金融商品といえば、保険と答える人が多いのでは?
保険商品は、養老保険、個人年金保険などが知られています。また、個人型確定拠出年金iDeCoも話題を集めていますね。
さらに、保険以外では投資も挙げられるでしょう。また、自営業やフリーランスが加入できる国民年金基金もあります。それぞれ特性があるので、よく理解した上で自分に合った資金作りを選ぶことが大切。その際に選ぶ軸となるポイントを解説します!

流動性 |
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流動性とは、現金に換金しやすいかどうかのことを言います。公的年金や払い戻しのできない保険は、一度支払った保険料を返してもらうことはできません。一方、個人年金保険や投資は、いつでも解約することができます。 ただ、途中解約してしまうと、得られるはずだった利率は放棄することになり、解約の時期によっては元本割れすることもあり得ます。 事情で急にまとまったお金が必要になった時に、現金に換金しやすい流動性が高い方法で資金づくりをしておくことは、そうでない場合よりメリットがあります。 |
安全性 |
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安全性とは、運用した資金が減ってしまうリスクの少なさのことです。 また、安全性が高い商品の中でも、元本保証がある金融商品は、元本割れをすることはありません。ただ、リスクが少ない代わりに、低金利で運用することになります。 |
収益性 |
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どれほどのリターンが期待できるか、それが収益性です。 述べたように、安全性を犠牲にして、リスクをとればとるほど収益性は高まります。株やFX、金デリバディブと呼ばれる複雑な金融商品などは、資金を何倍にも増やせるチャンスがあるかわりに、瞬時に元金がゼロになってしまう危険性さえあります。 年金商品の中でも、変額年金保険と呼ばれるものは、個人年金保険よりはリスクをとることで少しでも収益を確保しようとした商品になります。 |
「流動性」「安全性」「収益性」すべての面で優れた商品はないと言えるでしょう。ですので何を一番重要なポイントにするか老後資金の資金作りの方法が決まってきます。

「老後の資金を作る」という明確な目的があるため、元本割れをしてしまうリスクを負うのは、おすすめしません。
確実に老後に資金を受け取れる安全性を重視しながらも、どれだけ収益性を確保できるかがポイントです!
2-2. 老後に備えた資産運用で大切なのは「安全性」
老後の資金を調達するにあたって、おすすめの資産運用は「安全性」のある商品でしょう。
そういったことから、元本割れのリスクのあるFXや話題の投資信託(投信)はリスクが大きいのでオススメできません。



そこで、ビギナーにとって、老後に備えた資産運用を始める商品を下記の表から見極めていくわよ!
◯資産運用の種類と特徴
預金 | 株式・投資信託 | 不動産投資 | 保険 | |
元本保証(安全性) | ◎ | × | △ | ◎ |
換金性(流動性) | ◎ | ◯ | △ | ◯ |
利回り(収益性) | × | ◎ | ◎ | △ |


元本保証のある商品を選んだ方がいいということね。

定年退職時の退職金を投信に回して、老後のお金をゼロにしてしまうご老人も多いとか。
高齢者がリスクを理解せず金融商品を買い、元本割れしてトラブルになる事例が後を絶たない。
〜日経新聞より
http://www.nikkei.com/article/DGXDZO23197590Q1A210C1MZJ001/

やっぱり楽して「儲けたい」と思わない方がよいのかもしれないね。
2-3. 話題の確定拠出年金(iDeCo)と個人年金保険はどう違う?


元本割れをするリスクがないという点で、他の資産運用よりオススメ度が高いわね。

個人年金保険とはどう違うのかな?
2017年1月から主婦や公務員、さらに、企業年金のあるサラリーマンも加入できるようになった確定拠出年金(iDeCo)。
決まった掛け金を拠出し、その資金の運用実績により年金給付額が変動する年金のことをいいます。
米国の所得税法の401条K項で定められた制度を参考にしているため、「日本版401K」とも呼ばれます。

ただ、個人年金保険と確定拠出年金どちらにするか迷っているなら、それぞれの商品の特質を知って比較検討してから決めた方がいいわよ。
個人年金保険と確定拠出年金の違い
個人年金保険 | 確定拠出年金 | |
○資産運用の種類と特徴 | 給付金額が確定 | 原則、変更可能 |
○積立額 | 原則、契約時に決定(変更可能) | 原則、変更可能 |
○税制 | 生命保険控除(個人年金にて、一定額控除) 所得税:最大4万円 住民税:最大2.8万円 | 全面控除 |
○中途解約 | 可能(タイミングによっては元本割れあり) | 原則不可 |
○運用責任 | 保険会社 | 本人 |
○管理コスト | なし | あり |
○受取額 | 原則、契約時に決定(ほぼ確定している) | 運用次第で増減(未確定) |
年金の受給金額が決まっている個人年金保険に対して、確定拠出年金は、運用は自分次第。
受け取り金額もそれにより変わってくることが特徴。

管理コストもかかるみたいだし。大きなリターンはもしかしたら期待できるかもしれないけれど、損する場合もあるってことね。

掛け金が全面控除され、金額も大きいから、所得税や住民税の面でかなりお得と言えるわ!ただ、あまり稼ぎのない人には、これはそれほど関係のない話だけどね。

確かに、自分で運用するのが苦手な人は、リスクの少ない個人年金保険の方が良いかもだね!

だから、自分で運用する自信がない人は、安定して運用できる個人年金保険をオススメするわね!
2-4. 個人年金保険のメリットとデメリット
今まで見てきたとおり、安全性の高い金融商品としてオススメの個人年金保険。
特に、公的な年金に不安を抱いている方や貯蓄が苦手な人にオススメ。保険会社が運用するサービスで、定額預金より利回りが良く、払込金額よりも多く年金を受け取ることができるしくみです。
個人年金保険のメリット
・年金の受取金額がほぼ確定していて安心
・加入年齢や積立金額によっては大きな返戻率が期待できる
・預金より確実にお得
個人年金保険のデメリット
・途中で解約すると元本割れしてしまう可能性も
・保険会社が破綻した場合に受取金額が少なくなるリスクも
・利率が決まっている商品なのでインフレに弱い

個人年金保険は、自分で資産を運用するのが苦手で、払込金額よりも安定して多く年金を受け取りたい方にオススメです!
3. 安心で選ぶなら個人年金保険!比較表
個人年金保険は各保険会社から出ていますが、選ぶ際のポイントは「返戻率」「支払い方法」。
クレジットカード払いができるのは、ポイントもたまるし一定の大きな金額を積み立てていくことを考えると大きなポイントになります。
個人年金ブランド | 返戻率 | 加入年齢 | 支払い方法 |
たのしみワンダフル(住友生命)![]() ![]() | 約106.3% | 0歳〜75歳 | クレジット払い可 |
年金かけはし(明治安田生命)![]() ![]() | 約105.8% | 20歳〜55歳 | クレジット払い不可 |
個人年金保険 (三井住友海上あいおい生命) ![]() ![]() | 約100.4% | 16歳〜70歳 | クレジット払い可 |
番外編 | 返戻率 | 加入年齢 | 支払い方法 |
こだわり個人年金 (マニュライフ生命) ![]() | 運用による | ➖ | クレジット払い可 |
4. 老後の備えに確実!個人年金保険各社ブランドを徹底比較

1. たのしみワンダフル(住友生命)

サービス | たのしみワンダフル(住友生命) |
特徴 | ・払込保険料総額を上回る年金を受け取れる ・保険料払込期間満了後から年金受取開始まで据置期間を設けることで、年金額を増やせる。 ・保険料が一定額を超えると、たのしみランク適用により受取率がアップする。 |
返戻率 | 約106.3%(65歳開始) |
加入年齢 | 0歳〜75歳 |
生命保険控除 | あり |
クレジットカード払い | 可 |



しかも、返戻率もよければ、かなりお得感がある!
2. 年金かけはし(明治安田生命)

サービス | 年金かけはし(明治安田生命) |
特徴 | ・保険料払込期間中の死亡保障を抑えることで受け取り金額が多くなっている。 ・保険料払込期間と据置期間を設定し年金金額を増やせる。 ・告知や医師の審査は必要なし。 |
返戻率 | 約105.8%(65歳開始) |
加入年齢 | 20歳〜55歳 |
生命保険控除 | あり |
クレジットカード払い | 不可 |




個人年金保険(三井住友海上あいおい生命)

サービス | 個人年金保険(三井住友海上あいおい生命) |
特徴 | ・受取年金額を重視した設計 ・年金の受取期間が選べる ・告知や医師の審査は必要なし ・契約者配当金を受け取れる |
返戻率 | 約100.4%(60歳開始) |
加入年齢 | 16歳〜70歳 |
生命保険控除 | あり |
クレジットカード払い | 可 |

運用益が三井住友海上あいおい生命の予定した運用益をこえた場合に、ご契約後6年目から5年ごとに契約者配当金を受け取れるしくみも特徴的。

〜番外編〜
こだわり個人年金(マニュライフ生命)
純粋に他の商品と比較できませんが、外貨建個人年金保険もオススメです。

サービス | こだわり個人年金(マニュライフ生命) |
特徴 | ・海外の金利を活用した運用成果が期待できる ・為替変動リスクにも対応! ・月1万円からコツコツ貯められる |
返戻率 | 運用による |
加入年齢 | ー |
生命保険控除 | あり |
クレジットカード払い | 可 |



資産の一部を外貨で持つことでリスク軽減につながるの。そういった意味で、資産を円だけで持っておくのではなく外貨で持っておきたいっていう人のニーズに答えた商品ね。

だから「こだわり」なんだ!外貨預金を考えてるくらいなら、こちらの商品の方が為替変動リスクにも対応して安定したリターンがありそう!
5. まとめ

個人年金保険はそれをコツコツと確実に貯めて、より多く受け取れる良い方法だと思うわ!



相談者さんも、個人年金保険に加入して、老後の漠然とした不安がなくなるといいわね。
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