結婚のデメリットに関する情報は沢山あるのに、メリットに関する情報はほとんどないんだよね。今、日本の既婚者に求められていることは、恥ずかしがらずに結婚生活の楽しさを語る事だと思う。
— @@@@ (@orenobotjp) 2017年4月15日



色々調べても暗いツイートばかりだし、もう私、わからなくなっちゃって…!!

今後のことも、行政的なところもふわっとしかわからないんだよね。
目次
ヒカログ男性陣の結婚観


独身を貫き通して、いざ年老いた時に自分の看護は誰がしてくれるんだ?


……
…
そんなわけで、今回は何となくでしか考えてなかった「女性にとっての結婚のメリット・デメリット」に焦点を当てて、徹底的に調べてみようと思います。

結婚のメリットを出してみた
まずはメリットから。「結婚にメリットもデメリットもない!」という精神論は一旦置いておいて、各視点を基準にガンガン洗い出して行きますよ。
扶養に入ることができる

今の時代、結婚してすぐに扶養に入る!ということはなかなかないのですが、子育てを機に専業主婦になる人も多い世の中。
扶養には家族全体に適用される「扶養控除」と、配偶者に適用される「配偶者控除」の2つがあります。結婚して受けることが出来るのは「配偶者控除」の方。
旦那さんが納税者の場合、 配偶者にあたる女性は税金(所得税・住民税)や社会保険制度(年金・健康保険)において優遇されます。
夫の給料から天引きされるので、手続きは夫の勤務先というのもそこまで手間がかからなそうですよね。
「扶養に入る=稼ぎは全て家主である夫」という訳でもないのがポイント。
年収103万円以内であれば、控除額を最大に受けることができます。源泉徴収等で税金を払っていたとしても、確定申告でその分が必ず返ってきます。
年収141万円が配偶者特別控除の限度のため、そこまでの範囲内であれば就労が出来るのです。
扶養シミュレーション
〜年収100万円………住民税も所得税も0円
年収100万〜103万…所得税0円
年収103万〜141万…段階的な控除を受ける
年収141万〜…………適用無し
旦那さんの収入が安定していて、より家事・育児に集中したい!なんて方には思い切って扶養に入ってしまうのも手かもしれません。
そもそも「社会で働きたくない」なんて人にも良いですね。(そんなに甘くないだろうけど)


結婚しているから受けられる行政サービス
全国には、結婚祝い金を受けれる自治体が多々あります。なんと1組あたり20万円なんて太っ腹な額も!
基本的にはそこの土地の人口を増やすため、定住を推進するために地方が導入しているところが多いですね。
主なところだと、群馬県の桐生市や山形県の遊佐町などが定住を約束した夫婦に結婚祝い金を採用しています。

都内では結婚祝いを出している自治体は少ないのですが、子育て世帯にはありがたいサービスが区によって存在します。
>>【保存版】東京で保活・子育てするのに一番良い街はどこ?東京23区を項目別に徹底比較!
生活費の圧縮ができる
こちらは共働き世帯に言えることなのですが、一人暮らしよりも、二人暮らしの方が圧倒的に生活費がかかりません。
参考のため、東京都中野区の家賃相場を抜粋してみました。

1R…7.09万円
1K…7.98万円
1LDK…12.65万円
2DK…11.23万円
3LDK…17.81万円
http://www.homes.co.jp/chintai/tokyo/

一人暮らしで払っていた家賃をそのまま二人暮らしにシフトすれば、都内だとワングレード上の居住環境を得ることができます。
二人分とはいえども、光熱費も一人あたりの金額はかなり安くなるため、出る固定費はがくっと下がるのです。
>>まずは同棲から始めてみてはいかが?:賃貸住宅サイトSUUMO
働き方について
旦那さんにとっては、「結婚していること」というステータスは、会社という組織の中で非常に重要になってきます。
結婚=安定というイメージはまだまだ堅く、それがそのまま社会的信用へと繋がり、住宅ローン等も組みやすくなるため、様々な物事をスムーズに進めることができるでしょう。
また日本の会社のうち、約76%の会社が家族手当(配偶者手当)を出しています。
結婚している人よりも独身男性の方がフットワークは軽いため、地方転勤等の明示は出やすいものです。家庭を持っているために、安定した環境でいることを考慮してくれる会社は多いというわけです。

こっちからしたら「ふざけんな!」です。全然ロマンティックじゃありません。結婚する気があるならさっさと結婚しろよ。バカヤロウ。


家族が出来ることの心強さ
結婚することによって、自分-両親-兄弟・姉妹-祖父母…の範囲で考えていた家族に、そのまま夫の家族もプラスされます。
よく「1親等」「2親等」という単位が使われますが、結婚をすると姑・舅も実の親と同じ1親等に属します。つまり、結婚をすることで一気に家族の繋がりが増えるわけですね。

妻側/夫側という隔てが、「家族」という単位の中ではなくなるので、それ故の心強さがあります。
子育て等で困った時に(もしくは夫婦喧ゲンカをした時とか)、頼れるところが増えるので、何かがあった時も安心です。
生涯独身よりも寿命が長くなる!?
日本の国立社会保障・人口問題研究所の調査では、生涯独身者は既婚者より寿命が8年短いというデータが算出されました。
その理由としてこんなことが挙げられます。
・食生活が乱れがち
・一緒に過ごす家族がいないため、生活リズムが崩れやすい
・目先の生活費を稼ぐことに精一杯になってしまいがち


リスクヘッジが出来る

共働き夫婦に一番言えるのが、「夫婦どちらかが倒れても、ある程度生活はしていける」というものです。
お互い月々に安定した収入が入ってくる場合、万が一どちらかが働けない状況になったとしても生きていけます。
また、専業主婦の場合でも支えてくれる家族がいるというのはものすごく心強いんです。夫婦であればお互いに乗り越えていけるものなのです。きっと…(そうありたい)


結婚のデメリットは?
逆に、結婚すると起こりうるデメリットはなんなのでしょうか?
調べてみると、悲しいことにいっぱい出てきました…。
自分で使えるお金が少なくなる
化粧品代・洋服代・美容院代・交際費…女性だからこその出費は多々あります。
しかしながらいざ結婚をすると、「子育て費用」「住宅ローンに当てる用」「積立貯金」「老後用」様々な費用を考えなくてはなりません。
せっかく入ったボーナスも、まるっとローンに当ててしまったり…。
お財布を一緒にする場合、夫側の給料管理も求められるため、世帯全体のやりくりを考えてしまうと、自分への投資はどうしてもおろそかになってしまいがちです。


結婚に伴う諸手続きの面倒くささ


結婚は大半の人が夫側の家庭に入るので、苗字が変わります。
それに伴い、怒涛の変更手続きが待っています…その一部抜粋がこちら!
変更するもの一覧 | 場所・方法 |
---|---|
戸籍 | 住居地の役所で、夫婦の戸籍を新しく作る |
銀行 | 各会社の担当窓口で変更 |
クレジットカード | 各会社の担当窓口で変更 |
保険証 | 勤め先を通して日本年金機構で変更 |
免許証 | 警察署・運転免許センターにて変更 |
パスポート | 旅券担当窓口で変更 |
公共料金支払い | 各会社の担当窓口で変更 |
印鑑 | ネット・各店舗にて新苗字の印鑑を作成 |

これ以外にも、勤務先に登録している情報の変更やら携帯電話の契約変更やら、ありとあらゆる情報を更新しなければいけません。

近所のおばさん曰く「印鑑は自分の名前のものを作るといいわよ。離婚するかもしれないし。」との事でした。シビア…。
夫婦別姓か?同姓か?問題
そして、誰もが気にするこの問題。山田さんから佐藤さんになったと仮定しましょう。
旧姓から新姓シミュレーション
①同僚から毎回「山田さ…あっ、佐藤さ〜ん!w」って呼ばれる ←煩わしい
②取引先に毎回「あ、結婚して山田から佐藤になりました〜」って言う ←面倒臭い
③社用メールアドレスがyamada@xxx.jpからsato@xxx.jpになる ←かなり面倒臭い


新姓に変えることによって、「気持ちが切り替わる」とか「結婚したってアピール出来る」とか思う方もいますが、それでもそれに対応する面倒臭さが上回るという意見の方が多いのが事実なんです…
家族が増えることの煩わしさ
メリットのところでは「家族が増えると心強い」と述べましたが、裏返すと「家族が増えると、問題も増える」とも言えます。
・姑や舅と気が合わない
・夫家族と同居しなければならない
・夫側の介護をしなければならない
・夫側の家族イベントがやたら多い
etc…

「夫の家族とうまくやる方法」「姑 怖い」なんて検索してしまう未来が待ってるかも…
子育てに関わることと、社会復帰のしづらさ
結婚をした後に、子どもが欲しい!と思う女性も多いでしょう。逆に、結婚して数年経つのに子どもがいないと
「おたく、お子さんはまだなの?」
なんてセクハラとも取れる発言を浴びる機会も多くなるのが現実。作るつもりがなくても、です。
子どもを授かった場合も、起こる問題も多々あります。
産休・育休で仕事を休まなければいけないのも、お腹を痛めて生むのも、赤ちゃんに授乳するのも、女性であるあなた自身です。「イクメン」なんて言葉が流行りましたが、やっぱり子育てはどうしても女性主導のものです。
保活に失敗して、結局職場復帰を諦めてしまったり。育児の間働いていないと、その分定職につくことが難しくなってしまったり。
結婚・出産によって社会復帰が出来なくなってしまった女性はたくさん存在するのです。そこのリスクは少なからず考えておいたほうが良いでしょう。

不倫・離婚のリスク

一度結婚し婚姻関係を結ぶと、浮気じゃなくて不倫になります。
安定した生活、しかしそこで遊びたくなるのが男の性。つい他の女性に目がいってしまい、残業と言いながら不倫に明け暮れる日々…。
どんなに「うちの夫は大丈夫!」と思っていても、不倫はする人はします。ハイリスク・ノーリターンなのに、そのスリルにハマってしまう人って必ずいるんです。

結婚4年目が、離婚のピークと言われています。
現在の日本では、3組に1組が離婚をするという計算になっています。もちろん全ての原因が不倫というわけではなく、性格の問題・お金の問題・親族の問題色々あります。
それにしても、全体の1/3が離婚をするって、多すぎないですか?

その時に子供がいなければバツがひとつ付くだけ…とはいいつつも、バツイチというレッテルは、女性として今後生きる上で重くのしかかってきます。
シングルマザーになったのならば、なんとしてでも一人で子どもを大人になるまで育てなくてはいけません。
厚生労働省が発表した平成22年の『全国母子世帯等調査結果報告』によると、シングルマザー世帯の平均収入は223万円。独身で生きるよりも金銭的に辛く、厳しい状況が待っているのです。
結局1/3は離婚してしまうんです。そのリスクの中、それでもあなたは結婚しますか?

やっぱり精神的な問題が大きい

未婚率が年々増加傾向にある今、「独身でいること」は珍しくありません。
あなたは敢えて、結婚を考えますか?数々のデメリットを知った上で、そこまでの覚悟がありますか?
最後はやはり、精神的な問題へと行き着きます。
いくら面倒臭くても、子育てが大変そうでも、「この人と一緒にいたい」 「この人との家族が欲しい」そう心から思うことで、結婚という選択肢が出てくるんです。
ゼクシィのCMのキャッチフレーズが、「現代の結婚観をよく表している」と話題になりました。
「結婚しなくても幸せになれるこの時代に、私はあなたと結婚したいのです。」


女性もキャリアを積み、働きやすくなった時代。「結婚をする」のも「ずっと独身でいる」のも、人それぞれ。それぞれに人生があり、幸せの形があります。

結婚相手を見つけたいあなたに



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