こんにちは。ヒカログのひろみんです。
先日読者の方から、こんなお悩みがありました。

薬を使わなくても寝たいのですが、難しいのでしょうか?


悩みがあってなかなか寝付けなかった時期はつらかった…
今回は、不眠症にお悩みの方がちょっとでも深く眠って、毎日を快適に過ごせるように、できることは何か徹底調査しました。
目次
1.もしかして不眠症?こんな症状があったらあなたは不眠症かも。
まず気になるのが、「あなたは不眠症なのか?」という点ですよね。
布団に入ってもなかなか寝付けない。一旦眠りについても翌朝起きるまでに何度も目が覚めてしまう。起きようとおもった時間や、普段目が覚める時間の2時間以上前に目が覚めてしまい、そのあと寝ようと思っても寝られない。眠りが浅く、しっかり寝ているのに熟睡した感覚がない。
これらの症状がある場合は不眠症だと考えられます。
不眠症になってしまうと、日中起きているのがつらくなって、それでも夜は寝られないという悪循環になってしまいます。
環境や心理的な問題など、色々な要素が組み合わさっているので完全に解消するのは難しい症状です。


不眠症になると、日中は眠いのに夜は眠れなくなってしまいがちです。
不眠症の大きな原因の一つには仕事や人間関係などのストレスがありますが、眠れないこと自体もストレスになるので、どんどんストレスが溜まるという悪循環に陥りやすくなってしまいます。
不眠症がどういう状態なのかというと、本人が十分な睡眠がとれていないと感じているそれによって本人が苦しんでいる
それによって本人の生活に支障が生じているという状態です。 http://seseragi-mentalclinic.com/insomnia/
このような考え方があるように、不眠症は本人がつらいと感じ、生活に支障が出ているのなら無理をしないで改善できる方法を探すべきです。
不眠症になった原因は、本人にあるわけではありません。周囲の環境に原因があるのなら、うまく対処できるように対策を考えていきましょう。

2.不眠症のパターンをチェックしよう。
2-1. 不眠症チェックリスト
まずは、自分の不眠症のタイプと原因をチェックしてみましょう。
不眠症のタイプと原因にはいくつかのパターンがあるのでそれを知ることで正しい改善策をとることができます。
あなたは不眠症?
徹底チェックリスト
チェック①不眠症タイプ診断
チェック②不眠症の原因診断
<カテゴリ①>
家の中や外の音がうるさいと感じる
寝室の窓から、夜でも光が入ってくる
電気をつけたまま寝てしまうことがる
寝室が寒かったり暑かったりする
マットレスや枕が体に合っていないと感じる
<カテゴリ②>
運動不足だなと感じる
デスクワークが多い
次のような病気を抱えている
心疾患
・狭心症、心不全など呼吸器疾患
・気管支喘息、慢性閉塞性肺疾患、睡眠時無呼吸症候群など消化器疾患
・逆流性食道炎、胃潰瘍など内分泌代謝疾患
・甲状腺機能亢進症、クッシング症候群など脳神経障害
・脳血管障害、パーキンソン病など皮膚疾患
・アトピー性皮膚炎など睡眠関連運動障害
・周期性四肢運動、 PLM、むずむず脚症候群RLSなどhttp://www.micro29.org/wp-content/uploads/legacy/01.html
<カテゴリ③>
今、悩み事を抱えている
ストレスを抱えていると感じている
<カテゴリ④>
寝る前にスマホ、パソコン、テレビを見ている
寝る直前2時間以内に食事をすることが多い
お酒を飲んでから寝ることが多い
睡眠を妨げる薬を飲んでいる
コーヒーなどのカフェインがはいった飲み物をよく飲む
たばこを吸う
診断結果
チェック①不眠症タイプ診断
Q1~Q4の各設問について、a~dのどのボタンにチェックがついたか見てください。
aにチェックがついた場合:
不眠症の可能性が非常に高いです。病院で診断を受けてみることをおすすめします。
bにチェックが付いた場合:
不眠症の可能性が高いです。対策をとりましょう。
cにチェックがついた場合:
不眠気味のようです。悪化しないように気を付けてください。
dにチェックがついた場合:
不眠症の危険は低そうです。
なお、それぞれの質問に該当する不眠症のタイプは次のとおりです。
Q1:入眠困難タイプ
Q2:中途覚醒タイプ
Q3:早朝覚醒タイプ
Q4:熟眠障害タイプ
チェック②不眠症の原因診断
カテゴリ①~カテゴリ④の中で、どのカテゴリにチェックが多かったか、見てみてください。
ページの下部に、それぞれの要因について解説しています。自分が多くチェックを付けた要因を見てみてください。
カテゴリ①:「環境要因」一覧へ
カテゴリ②:「身体要因」一覧へ
カテゴリ③:「心理的要因」一覧へ
カテゴリ④:「生活習慣要因」一覧へ

2-2. チェック結果別不眠症対策はこれ!
入眠困難
入眠困難タイプになったあなたは、なかなか寝付けなくて睡眠不足になっているのではありませんか?
入眠困難になってしまうと、布団に入ってから「寝たいのに寝られない!!」と、さらにストレスを抱えてしまうことになります。そして、そのストレスがさらに自分を苦しめてしまうことになりかねません。つきや困難を改善するなら、眠るときの環境と寝る前の生活習慣から見直してみると効果的です。
リラックスして眠れる環境を作ったり、眠りを妨げている習慣をやめたりすることで寝つきやすくなります。

仕事ですっごい不安があった時は、夜中の3時とか4時まで寝られなかった!
中途覚醒
中途覚醒タイプになったあなたは、眠っている最中に目が覚めてしまって、その後でなかなか寝られず困っているのではありませんか?
人間の眠りには「レム睡眠」と呼ばれる浅い眠りと「ノンレム睡眠」と呼ばれる深い眠りがあります。中途覚醒はこの「レム睡眠」の時に目が覚めて、その後も眠りにつきづらくなってしまうことが多いです。
マットレスを自分に合ったものにしたり、枕を変えたりして睡眠中の環境を整えることで、眠りを深くすることができます。

早朝覚醒
早朝覚醒タイプになったあなたは、朝、置きたいと思っていた時間より早く目が覚めてしまうことが多いのではないでしょうか。
早朝覚醒になるのは、朝起きるときの環境がうるさかったり、明るすぎたり、暑すぎ、寒すぎたりといった環境にあることが考えられたり、ストレスが原因になっていることがあります。そのほかにも、アルコールを飲みすぎている場合も早朝覚醒になってしまう原因の一つです。
朝起きるタイミングで騒音がするのなら遮光カーテンを使ったり、生活習慣を整えたりすることで改善が期待できます。

熟眠障害
熟眠障害タイプになったあなたは、寝付けないこともないし、朝も時間通りに起きているのに、日中どこかすっきりしないような、眠さが抜けないような感覚になっているのではありませんか?
熟眠障害になるのには、睡眠中の環境の悪さのほかに、体内時計が乱れていたり、睡眠時無呼吸症候群になっていたりするといった原因があります。
体内時計の乱れや睡眠時無呼吸症候群にはなかなか気づきづらいかもしれません。でも、寝るときの環境は、ちょっとした工夫で整えることができます。まずは寝るときの環境から見直してみてはどうでしょうか。

3.不眠症の原因を知ろう。
不眠症には、様々な原因があります。ここでは、その原因と改善策をまとめました。
先ほどのチェックリストでチェックがついた項目を見てみてください。
3-1. 眠る環境が悪いのかも??「環境要因」一覧

・家の中や外の音がうるさいと感じる
眠るときの環境がうるさいと、なかなか寝付けなかったり夜中に目が覚めてしまったりしてしまいます。眠りが浅くなるので、日中の眠気の原因にもなりがちです。
部屋の近くに大きな道路があったり線路が近かったりすると、寝ている間もずっと音が聞こえている状態になります。
家族がいて音が気になる場合は家族にそれを伝えて静かにしてもらう、外がうるさいならベッドを移動させたり遮音カーテンを使ったりするなどして静かにするなど、部屋を静かにする工夫をしてみてください。
・寝室の窓から、夜でも光が入ってくる
寝室が明るいと、眠りを妨げてしまう原因になります。眠りにつきにくくなるだけでなく、眠りが浅くなりがちです。
光を通さない遮光カーテンや、カーテンの隙間から漏れてくる光を抑えるためのカーテンがあるので、うまく活用して熟睡できる暗い寝室を作りましょう。
・電気をつけたまま寝てしまうことがる
電気をつけたまま寝てしまうと、部屋が明るいので眠りが浅くなってしまいます。
タイマー付きのベッドライトなどを使うなどして、眠っているときは部屋が暗くなるように工夫してみてください。
・寝室が寒かったり暑かったりする
寝室が寒かったり暑かったりすると、寝苦しくなってしまって寝付けなかったり、眠りが浅くなったりしてしまいます。
エアコンなどを活用して部屋の温度を整えるのはもちろん有効ですが、パジャマや布団を見直してみるのも効果的です。
パジャマは素材によって寝心地がとても変わります!
天竺ニットやシルク、上質なスムースニットは通気性が高くて保湿性もあるので、寝ている間もずっと心地よくいられます。

安いフリースのパジャマとかはどうしても寝心地が悪いんだよね。
・マットレスや枕が体に合っていないと感じる
マットレスや枕が体に合っていないのも、快眠を妨げる原因になります。
枕の高さや堅さは自分に合っているか、マットレスは傷んでいないか、今一度チェックしてみましょう。
「これでいい」と思っていても、ほかの枕やマットレスを試してみるともっと自分に合ったものが見つかる可能性もあります!
枕やマットレスの専門店でアドバイスをもらってみると、自分にフィットする寝具が見つかります。
3-2. 不眠症以外に罹っている病気はない?「身体要因」一覧

・運動不足だと感じる
・デスクワークが多い
・不眠症以外の病気にかかっていて体調がすぐれない
体をあまり動かさない生活を送っていると、頭は疲れていても体が疲れていないので眠くなりにくくなります。とはいっても、忙しいと運動のための時間をとるのは難しいものです。
その場合は、寝る前にストレッチをしたり、シャワーではなくお風呂に入るようにするだけでも運動不足を少し解消することができます。
3-3. ストレスを抱えていませんか?「心理的要因」一覧

・今、悩み事を抱えている
・ストレスを抱えていると感じている
不眠症には、心理的な要因も大きく関わっています。仕事で大きな問題を抱えてしまった、人間関係がうまく行っていないなど心に悩みを持っているとなかなか眠れなくなったり、眠ったつもりでも全然疲れがとれていないような感覚になりがちです。
心の不安があって眠れないと、翌日にも影響して悪循環になってしまいます。大変かもしれませんが、寝る前だけでも思い切って悩みを捨てて、ぐっすり眠ることを優先してみてください。
その時は、好きな本を読んだり映画を見たり、音楽を聴いたりするなど、悩み事とは全く別のことに没頭するのがおすすめです。また、リラックスできるアロマなどの香りを効果的に使うのもよいでしょう。

3-5. 不眠になるクセがついているのかも?!「生活習慣要因」一覧

・寝る前にスマホ、パソコン、テレビを見ている
寝る前のスマホやパソコンなどは、睡眠の質をとても下げてしまいます。
スマホやパソコンなどを見ていると、交感神経が活発になってしまってリラックスできず、なかなか眠れなくなったり眠りが浅くなったりしてしまいます。
寝る前の30分~1時間は、スマホなどを見ないで本を読んだり、音楽をきいたりしてリラックスさせるとよく眠れます。

だから寝られなかったんだ!!
・寝る直前2時間以内に食事をすることが多い
寝る前の食事も、寝つきを悪くしたり睡眠を浅くしたりしてしまいます。寝る前に食事をすると、胃や腸が活発に動いてしまうので眠りづらくなってしまうからです。食事は、できれば就寝の2時間前までに終わらせましょう。
それが難しい場合は、おかゆなどの消化の良いものだけにしたり、揚げ物やお肉などの消化に悪いものは食べないようにしたりするとよく眠れます。
・お酒を飲んでから寝ることが多い

お酒を飲むと一見ぐっすり眠れるように思われがちですが、実は、かえって睡眠の質を下げてしまいます。お酒を飲んだ日は、寝ている途中で目が覚めてしまったり、予定よりも早く起きてしまったりしませんんか?それは、睡眠が浅くなっているからです。睡眠が浅いと、日中ずっと眠さを感じていることになります。
お酒を飲んで寝るのが習慣になっている場合は、お酒の量を減らしたりアルコール度数が低いものを飲んだりして、少しずつお酒を飲まなくても眠れるようにしていきましょう。
・睡眠を妨げる薬を飲んでいる
睡眠を妨げるお薬を処方されている場合は、他の睡眠導入剤を飲んだりすると副作用が出てしまう可能性もあるので、必ずかかりつけのお医者さんに相談してから対策をしましょう。
睡眠を妨げる薬以外でも、お薬を飲んでいたり病気の治療をしたりしている場合は、不眠症の対策についてもお医者さんとよく相談してください。
・コーヒーなどのカフェインがはいった飲み物をよく飲む
コーヒーなどのカフェイン飲料も、眠りの邪魔をしてしまいがちです。カフェインを飲んだせいで夜眠れず、そのせいで日中眠くなりコーヒーを飲んでしまう、、、という悪循環にはまらないためにも、一度カフェイン飲料を控えてみて、悪循環を断ち切りましょう。
・たばこを吸う
タバコに含まれるニコチンには覚醒作用があるので、たばこを吸うと目がさえてしまいます。禁煙をするのは簡単なことではありませんが、たばこを吸っても体にとって良いことはありません。
不眠症でなやんでいるのなら、まずは寝る前にたばこを吸わないというルールから初めて、禁煙に取り組んでみるのはどうでしょうか。

4.自力で眠るために、できることをかたっぱしから試してみた。

ということでイナバさん、どの対策が不眠症の改善に効果的なのか、徹底比較しましょう!!!!!

と、いうわけでどの対策で効果があるか、かたっぱしから試してみました。
試したのはイナバさん。

ストレスと生活習慣に改善の余地がありそうだな。
イナバさんを脱不眠症にすべく、全力でトライしていただきました!!!
試した項目はこちら。
・枕を変えてみた
・マットレスを変えてみた
・寝る前に柔軟体操してみた
・寝る前のスマホをやめてみた
・アロマオイルを使ってみた
・サプリを飲んでみた
数ある対策のなかから、特に効果が出そうな厳選6項目を手徹底調査しました。
4-1. 枕を変えてみた


枕を選ぶときは、高さが非常に重要です。
高すぎる枕や低すぎる枕は首を痛めてしまうので、寝づらいだけでなく肩こりや首の凝りの原因にもなります。

首が痛いの、デスクワークのせいだと思ってた。


いつもより高さがある枕で、イナバさんに一晩過ごしてもらいました。

ぐっすり眠るにはやわらかい枕に限るだろと思ってたが、高さって重要なんだな。
首回り肩回りの痛みが少し和らいだ。
ただ、今回試した枕はとりあえず買った安い枕だし、自分にとってベストな高さではなさそうだ。
ベストフィットな枕を探すには色々と試さないといけないが、ちょっと別の枕を使ってみただけで深く眠れた感じがするから、ぴったりな枕を使えば熟睡はできる気はする。
お手軽度は低め、効果は即効性がなさそうだから厳しめの採点にしよう。
イナバ評価「枕の高さを変えてみる」
お手軽度:60点
効果:40点
4-2. マットレスを変えてみた



ということで、イナバさんには同僚の家のマットレスで昼寝をしてもらいました。


ちなみに、マットレスを選ぶときは体質や体重で選ぶと自分に合ったマットレスが見つかります。
体重が軽い人は、柔らかめの「ソフトタイプ」
標準的な体重の人は、マットレスも標準的な「ミディアムタイプ」
体重が重い人、筋肉質の人は、堅めの「ハードタイプ」がおすすめです。
そして、マットレスのプロによればマットレスは「ポケットコイル」タイプが一番寝やすいとのこと。
ノンコイルの低反発マットレスや、コイルが連結している「ボンネルコイルマットレス」などの種類がありますが、マットレスを選ぶときは基本的には「ポケットコイル」タイプのマットレスを購入しましょう。

マットレスが違うと、寝心地が全然違うな!!!
今回の場合は、同僚の家のマットレスより俺が普段使っているマットレスのほうが自分に合っていた。
高けりゃいいってもんじゃないんだな。体形にあったマットレスを選ぶべきだ。
俺の家のマットレスはソフトよりのミディアムタイプ、同僚の家のマfットレスはハードタイプだったが、体の包み込まれ方が全然違った。
俺の家のマットレスにプロレスラーみたいな体形のやつが寝たら、体が沈みすぎて絶対に寝心地悪いと思うぞ。
マットレスは10年使えるものだから、買うときは適当に選ばずお店で試して自分に合ったものを選ぶべきだな。
逆に、今自分に合っていないマットレスを使っているなら、一度買えば10年使えるんだから今すぐマットレスを検討しても良いと思うぞ。
それくらい、寝心地に差がある。
値段と検討の意味ではお手軽度が低いが、一度買えば10年使えることを加味してお手軽度を高めておこう。
イナバ評価「マットレスを変えてみた」
お手軽度:70点
効果:80点
4-3. 寝る前に柔軟体操してみた

体と神経をリラックスさせると睡眠に入りやすくなります。体と心は神経を通じてつながっているからです。そのため筋肉が硬直していると自然と神経も高ぶってしまい興奮して入眠が妨げられてしまいます。
そこでぜひ取り入れていただきたいのが布団に入る前に軽く柔軟体操を行う事です。運動なんかすると逆に目が覚めてしまうのではないか?と心配になる方もいると思いますが、筋肉を弛緩させると神経の緊張もとれて副交感神経が優位=リラックスモードに入りやすくなります。
もちろんハードに柔軟体操をやると目は覚めてしまうのであくまで軽く行うにとどめてください。
目安として3分ほど、負荷のかからない程度の軽めのストレッチを行います。体の緊張がほぐれると同時に神経と心がリラックスしていくのが感じられて心地よく睡眠に入れるでしょう。https://suimin-hirou.com/supplements.html

イナバさんには一週間、寝る前に3分間のストレッチをしてもらいました。


日に日に、寝るまでの時間が短くなっていく感じがしたな。
それより効果を感じたのは、割と熟睡できるようになったことだな。ストレッチをしない場合と比べて深く眠れるからか、日中の眠気が減ったぞ。
ただ、毎日ストレッチをするのは面倒くさい。たった3分だが、疲れているとサボって寝てしまいたくなる。
3分間だけ頑張れば翌日が楽になるのがわかっていても、面倒なものは面倒だな。習慣になるまでが大変だ。
イナバ評価:「寝る前に柔軟体操をする」
お手軽度:20点
効果:70点
4-4. 寝る前のスマホをやめてみた
寝る直前にスマホを見ているのは、良質な睡眠のためにはよくありません。
スマホの画面から出るブルーライトが、体内時計を崩してしまいます。
スマホやパソコンなどが放つ青白い光(=ブルーライト)は人間の「概日リズム(サーカディアンリズム)」に影響を与えます。
概日リズムとは、約24時間前後の周期を認識している生体リズムの一種。
わかりやすく言うと「体内時計」のようなものです。
ブルーライトを浴びるとこの「概日リズム」が乱れてしまいます。
神経も脳も興奮状態になることと、“体内時計が後ろへずれる”ことで眠りにくくなるわけです。http://sleeplaboratory.net/risk-of-insomnia-blue-light/

睡眠の大敵であるブルーライトを避けるため、イナバさんには1週間、寝る1時間前からのスマホを禁止してもらいました。


決行は、 4/20~4/26の1週間。さて、効果のほどはどれくらいだったのでしょうか。

初日から、眠りが深くなった感覚があった。 目の疲れが翌日に全く残らないな。
それから、意外だったのが肩こりが軽減されたことだな。寝転がってスマホを見ていると肩や首に相当負担がかかっているらしいな。
ただ、夜寝る前にhuluを見られないのはさみしい。相当寂しい。
と、いうことで、イナバ評価は次のとおりだ。
イナバ評価「寝る前のスマホをやめてみた」
お手軽度:40点
効果:80点
4-5. アロマオイルを使ってみた

アロマの香りは、快眠に効果的だといわれています。
特に睡眠の質を良くしてくれると言われているアロマオイルは次のとおり。
・ラベンダー
・カモミールローマン
・マージョラムスイート
・オレンジスイート
・ネロリ
・マンダリン
・イランイラン
・ゼラニウム
・フランキンセンス
・ローズウッド
・クラリセージ

俺はオレンジ系が好きだから、「オレンジスイート」を使ってみよう。

イナバさんには1週間、オレンジスイートの精油を使ったポプリを枕元に置いて寝てもらいました。

香りが強すぎても弱すぎても眠りにくいから、丁度よい量を探すのは意外と難しいのかもしれない。
と、いうことでイナバ評価は次の通りだ。
イナバ評価「アロマオイルを使ってみた」
お手軽度:20点
効果:20点
4-6. サプリを飲んでみた

依存しそうじゃないか?

良くも悪くも即効性はないみたいだから、とりあえず一晩試してみてほしいな。

不眠症の対策として売られているサプリメントは、薬ではなく食品です。
「機能性表示食品」と言われる、その食品を食べたときの効果が科学的な根拠に基づいてた食品です。
スーパーやコンビニで売られているヨーグルトやサバの缶詰の中にも、機能性表示食品があります。


半信半疑のイナバさんには、一晩だけサプリメントをためしてもらいました。
試したのはこちら。
https://www.kikkoman-shop.com/ez/lpsp0007
「キッコーマン」から発売されているピースナイトです。
睡眠をサポートする成分として、テアニンとGABAが含まれています。
ピースナイトの機能性食品表示は、下の通りになっています。
■機能性表示食品(届出番号:B239)
■機能性関与成分:テアニン、GABA
■届出表示
本品にはテアニンとGABAが含まれます。テアニンは睡眠の質を高め、翌朝起床時の疲労感を軽減する機能があり、GABAは事務的作業に伴う一時的な精神的ストレスによる気力の低下を緩和する機能があることが報告されています。
※本品は、事業者の責任において特定の保健の目的が期待できる旨を表示するものとして、消費者庁長官に届け出されたものです。
■届出情報(消費者庁のサイトにリンクします)
https://www.fld.caa.go.jp/caaks/cssc02/?recordSeq=41606240200102

キッコーマンくらいの大手企業なら安心できそう。

うん、安心してとりあえず一晩試してみたぞ。
結論から言うと、効果があったかはわからん。
なんとなく、いつもより日中眠くならなかったりストレスを感じなかったりしている気はするが、気のせいかもしれないな。
ひろみん、俺もうちょっとサプリメント試してみるわ。

イナバさんには、その後2週間サプリを試してもらいました。

良い。サプリ良いな。
全体的に気のせいなのかもしれないが、前より眠りが深くなった。
一週間目は一度だけ夜中に起きたが、2週間目は夜中目が覚めなかったぞ。
サプリを飲み忘れた日もあったがいつも通り寝られたし、睡眠薬と違って眠気を催すためのものじゃないのもポイントが高いな。
ということで、イナバ評価はこの通りだ。人によって効くか効かないかの差は大きそうだから、控えめの点数にしておこう。
イナバ評価:「サプリを飲んでみる」
お手軽度:80点
効果:80点
サプリメントは他にもたくさんの種類があります。
こちらのサプリもおすすめです。
爽眠α
>>詳細はこちら
リフレのぐっすりずむ
>>詳細はこちら
潤睡ハーブ
>>詳細はこちら
5.おわりにーそれでも不眠症が治らないときは。


不眠症の治療をしたいと思ったときに迷うのが、「一体どの診療科にいけばよいのか?」という問題です。
不眠症の人のための「睡眠外来」がある病院もありますが、大きな病院にしかなかったり、家や職場の近くに無かったりすると通うにも一苦労です。
近くに睡眠外来がない場合は、「内科」か、「心療内科・精神科」に行きましょう。
自分の感覚として、夜寝られない他に胃腸の調子が悪かったり動悸がしたり、呼吸器系の調子が悪そうなのであれば「内科」を受診してみましょう。反対に、心理的なストレスを強く感じていたり、心の問題がありそうだと感じていたりする場合は「心療内科」や「精神科」を受診してみましょう。
不調の種類 | 受診してみるとよい診療科 |
体の調子が悪い | 内科 |
心に負担を感じている | 心療内科または精神科 |

サプリメントでも改善しなかったら、病院に行くべきだぞ。
周りに心配や迷惑をかけないためにも、きちんと治していこうな。

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