

「着床したら保活開始」
こんな衝撃的なワード。皆さんも耳にしたことはあるでしょうか。匿名のブログやSNSから一気にメディアに拡散され、「保活」という単語がよく見受けられるようになりました。

当たり前のように保育園・幼稚園に通い、当たり前のように義務教育を卒業。そんな私が東京に出てきて社会人になって、結婚もして。そろそろ「家族」をしっかりと意識しなきゃいけない。子どもも産みたいし、そうなると広い家にも引っ越さなきゃだよね。
でも、「着床したら保活」って、どういうこと?
子どもを作る前に色々考えてないと、保活に乗り遅れてしまうってこと?
小学校や中学校も考えると、どこに住めばいいんだろう?
今の時代東京で行きていくには、計画的にしっかりと考えながら子供を育てなきゃいけない。悲しいですが、これは事実です。
「子育てをすること」は「住むところ」に大きく依存してしまいます。
新しい家族は、授かりものです。これから子育てをする予定の人も、もうしているという人も。是非「住むところ」に注目をして欲しいのです。

これから、どれだけインターネットで検索して、知り合いの子育て状況を聞いて、どれだけの自治体の情報を見ればいいんだろう?そんな途方もなさ、心細さはきっと皆さん感じているはず。
そんな悩みを解決するために、全っっ力で、「東京で子育てをするのには、どの場所がいいの?」まとめてみました!

目次
そもそも保活って何なの?


保活とは、出産後も仕事を続けたいママが、子どもが0歳〜1歳児の時に預ける保育園を探すための活動です。
働く女性が妊娠をした場合、基本的には妊娠9ヶ月〜産後2ヶ月に産休、そこから、子どもが1歳になるまで育休が続きます。
つまりは、子どもが1歳になると育休が明けて復帰しなければいけないということ。案外短いですよね?
4月から認可保育園に入れたい場合、保育線の基本的な申し込み時期は12月前後。
情報収集の時期、説明会はそれより前になるので、夏頃・産前から保育園を探すなんてことも珍しくはないんです。

どうして保活がここまで問題になっているのか?
それは、未就学児に対しての保育園の数が圧倒的に少ないからなのです。
少子高齢化が叫ばれている時代、「子供の数は年々減っているのでは?」と思いますよね。未就学児も減少しているはず。



働くお母さんが増えたために、0〜1歳児を預けたい家庭が増えたのです。そのため、昔からの保育園の数では足りなくなってしまいました。
そこで、「保育園をもっと作らなければ!」という話になるのですが、実はここが問題。
保育士になることを希望する求職者数が横ばいなため、保育園は増えるが、そこで働く保育士さんが居ないという状況なのです。



100件求人があって、そこに200人が応募したら有効求人倍率は0.5倍。50人しか応募しない場合は、2倍になる。

全然保育士足りてないじゃない…!!
実は、「保育士資格を持っているけど、保育士として働いて居ない人」は沢山います。それを潜在保育士と言います。

潜在保育士が保育士として働いてくれればこの深刻な保活は解決に向かうのですが、
・命を預かる仕事で、責任が重い
・賃金が見合うものではない
・保育士という業務の社会的評価が低い
こういったネガティブな理由で改善までは道のりが遠いのです。
また、保育士一人に対しての乳児のキャパシティも限られています。
認可保育所の保育士の配置基準
乳児(3人):保育士(1人)
1・2歳(6人):保育士(1人)
乳児室の面積:1.65㎡/人

この厳しい条件に0〜1歳児の入園希望が殺到してしまうと、やはり落ちてしまう人も出てきちゃいますよね。

待機児童の数の全国1位は、圧倒的に東京都:世田谷区。それ以外にも多くの都内の市区町村がランクインしているのです。


ということは、そもそも東京で子育てをすること自体が良くないってこと?と言われると、そういうわけではありません。
東京だからこそ、その区だからこそ受けることができる支援は沢山あります。
情報を持って東京で子育てをするのと、何も知らないままするのでは、圧倒的に前者の方が、得られるメリットがあります。
もちろん、ある一つの区に住んでいる以上、その他の区の独自サービスは受けることができません。
産んでから、その子の保活に有利な場所を探して引っ越すのでは遅いのです。
「着床したら保活」
この言葉は、今の時代の子育てのやり辛さを皮肉にも完璧に表現してしまってるんです。

家族のために、自分のために。東京のどこで暮らすべきなのか見ていきましょう。
認可保育園と無認可保育園の違い

もちろん、子育ては保育園に入れて、それで終わりではありません。小学校・中学校の義務教育の質も、区ごとの教育方針によって大きく左右されます。
ですが、「保活のしやすさ」は圧倒的にその土地に住む理由になるほど、重要な要素なのです。



で、みんな認可保育園にどうしても入園させたい!って応募が殺到するわけ。




ちなみに表にするとこんな感じです。

幼稚園は公立/私立の違いがあり価格に関してはブレがありますが、「未就学児の教育をする」ところで、文部科学省の管轄となり、3歳からどの家庭でも入ることができます。
そのため、それぞれの教育方針に賛同して選ぶ場合が多いため、保活においてはちょっと別の次元にあります。
「保育園に入れたい家庭」から見ると「幼稚園に入れる=3歳までは母親は働かない」という選択肢になってしまいますね。





東京もどんどん認証保育所を増やしていたり、ニーズに答えようとはしています。ただ、安全面や価格面でもまだまだ情報不足かつ、不安が残るのが現状。
認可保育園に入れなかった家庭で、無認可保育園・認証保育所に入った世帯には区からの助成金が出ますが、実はそれ自体の助成金は課税対象。

しかも助成金の価格も区ごとによってバラバラなんじゃ、不安は沢山残ります。
そのため、トータルで見てもやはり、認可保育園に入った方が圧倒的に安いのです。

ひとまずは「保活のしやすさ」に関しては
・認可保育園の数、定員数が多い
・認可保育園への入園決定率が多い
を目安に活動すると良いでしょう。
そして、「保活がしやすいところ」は、子育て支援に力を入れているため、保育園を卒業した後の小学校・中学校に関しても充実したところが多いんです。
もちろん、保活にプラスして治安の良さ、アクセスも考えて選ぶことが重要です。

「待機児童数」は100%当てにしてはダメ


「待機児童ゼロ」を掲げる東京は、各区で認可保育所を新しく建てたり、保育士さんの採用を推進したり、様々な取り組みを進めています。


世田谷区は待機児童がワースト1ですが、そもそも人口が23区ではナンバー1。数だけで見ると待機児童数が多いのは当たり前なんです。
待機児童数が多くても、保育サービスの利用児童数の増加が多いのも世田谷区がナンバー1。同時に保育園の新設等の受け皿も日々増加しているんです。
千代田区は「待機児童ゼロ」ですが、これはそもそもオフィス街で未就学児童自体が圧倒的に少ないから。


「待機児童=認可保育園・無認可保育園に入れなかった人」となっていますが、実はこの定義の仕方が不透明かつ、区によってバラバラなんです。
1. 育休の延長は含まれない可能性がある
例えば、4/1に子供を保育園に入園、4/15から育休から職場に復帰!という目的で動いていた人が4/1の保育園に入園できなかった場合、保活を続けなければなりません。
そのため、育休を半年間延長し、秋まで家庭内で子育てをする。という選択を選んだママさんがいたとします。この状態は、「10/1の入園を希望している人」とみなされているのに、待機児童の数にはカウントされないのです。


2. 求職中は含まれない可能性がある。
育休の制度がしっかりと整備されていない企業は日本にたくさんあります。そのため、出産前に会社を辞め、子どもが0歳児のうちに保育園に預け、新しい仕事をしたい!と考えていたけれど、保育園が落ちたしまったため家庭内で子どもを見ながら求職中…といったケースも、待機児童には含まれません。

「待機児童ゼロ」にこだわるところは、無理やり待機児童を少なくすることによって、よく見せている可能性だってあるんだ。


入園決定率は公式なデータで出していないけど、入園希望者と定員のデータは各区市町村で公開しているところが多いです。
取り組み、入園決定率、保育園以外のサポート等、全面的に見る必要があります。
項目別に見る!オススメの区を紹介

妊娠・出産サービスが充実している区
東京都民だと「妊婦健診」は14回無料で受けることができます。
また、超音波検査もそれぞれ1回分無料のサービスがきますが、足立区・港区は2回、新宿区は3回まで受けられるというのも特徴。
港区
出産費用に関する助成金は、23区内で一番手厚いです。
また、不妊治療においても年間30万円まで、5年間の助成をなんと所得制限無しで行っています。


他にも千代田区、世田谷区が不妊治療への助成を行っていますが、その中でも港区の「最大150万円」というのはここだけの魅力。


渋谷区
ハッピーマザー出産助成金という制度があり、出産時は一人目、二人目等にかかわらず10万円の助成金を受け取ることができます。


中央区
こちらは地味に嬉しいサービス。妊婦さんにはタクシー一万円分の利用券が配られるというもの。ちょっとそこまでの用事でも気軽にタクシー利用ができるのは嬉しいですよね。
また、出産時には3万円分のお買い物券もプレゼントされます。
保活のしやすさ・支援が充実している区
保育園入所希望者数に対しての定員はもちろんですが、止むを得ず無認可保育園に入れてしまった際の補助金の額も見ておきたいところ。
新宿区
なかなか子育てのイメージが無い新宿区ですが、逆にそのイメージのおかげで「子供が少なく、新宿区が頑張って手厚くしてるので保育園に入りやすい」とのこと。入園決定率も73.7%と比較的高いのです。(世田谷区は47%程)
港区
ここも港区をピックアップ。第三子以降の保育料無償化、は他の区にもあるものの、「第二子以降の保育料無償化」は港区でしか行われていません。

無認可保育園に入った時の補助は月最大8万円、また、無認可保育園に入れなかった時でも、ベビーシッター代等も負担してくれるのです!

荒川区
なんと、平成27年度で認可保育園への入園決定率で86.3%を記録したのがこの荒川区。他の区に比べて、認可保育園に入りやすい環境が整っていると言えます。
理由としては、荒川区の人口がそもそも23区内では少ないため。母数の関係で入り易くなっているんですね。

しかしながら、荒川区では無認可保育園に預けた場合、ポイントは貯まらないので注意!

入園決定率が高くても、その中で落ちてしまった人には厳しい部分もあるんです。
杉並区
杉並区は、無認可保育園に入った時の助成金が月額最大6万7000円。港区に比べて二番目に高い助成金です。
また、待機児童解消緊急対策を開始している等、保活に対する問題意識が非常に高いのが特徴。



子育てのサービスが充実している区
日本では、「児童手当」という月額の助成金があり、3歳まで15,000円を受け取ることができます。
それにプラスして、東京では区独自の子育てサービスを受けることができます。
保育園問題以外でも、義務教育中の医療費や街の中での設備等、どれくらい子育てに手厚いのか?は是非チェックしておきましょう。
練馬区
練馬区は、「子育てしやすいまちナンバーワン」をうたっています。
区内24箇所に無料で出入りができる「子育て広場」が設置されていて、親子で遊んだり子育て相談をしたりができます。
千代田区
千代田区では、子供の医療費の助成を、子どもが18歳になるまで(高校生まで)受けることができます。
東京都内では基本的に15歳になるまで(中学生まで)の医療費を助成してくれますが、18歳まで全額を助成してくれるのは千代田区のみ。

渋谷区
渋谷区は、他の区に比べて予防接種に関する支援が充実しています。インフルエンザ、麻しん・風疹の予防接種は全額助成で受けることができます。

治安や用途地域など、環境が良い区
また、治安の良さを判断する尺度として用いられるのが刑法犯認知件数です。警視庁のホームページ上でデータが公開されているので、ここはチェックしておくべし。

目黒区
上の画像でわかる通り、犯罪発生率が低いのが特徴です。立地も良く、穏やかに暮らすことが出来ます。


住宅地よりも、繁華街の方が犯罪率は高い!?

「用途地域」というものを知っているでしょうか?
土地の利用には、様々な用途が存在します。住む場所を決める時に、「今後その土地には何が建てられるのか?」というポイントも非常に重要。
購入した住宅の目の前に、いきなりものすごく高い商業ビルが建ったら嫌ですよね…?
一定の生活環境を守られるために、「ここは低層住宅用」「ここには商業施設も可」という具合で、用途地域は設定されているのです。「都市計画情報」とも呼ばれています。
世田谷区
全体的に低層住宅が多いのが特徴。
待機児童数は全国一ですが、保活の面で見ても、その状況を受け止め世田谷区は自治体単位で頑張っています。

家賃が安く、都心に通いやすい区
実は、通いやすさはものすごく大事。子どもがいきなり熱を出した時に、職場からのアクセスが悪く保育園に駆けつけられない!ということは避けたいです。
「保育園の場所を自分で選ぶ」ということはできないので、住む地域は出来るだけアクセスが良い場所に住むことも大事です。
中野区
中野区には中央線、東西線、丸の内線、西武新宿線など、新宿方面への路線が沢山通っているため、新宿へのアクセスが非常に良いのが特徴。
また、荻窪や立川など、自然環境に溢れた東京西部にも行きやすいため、仕事とプライベートを両立するのにはオススメの区です。
練馬区
練馬駅には西部池袋線、副都心線、有楽町線、都営大江戸線が通う、ある意味でのターミナル駅。副都心線が東急東横線と直通になったこともあり、横浜までも一本で行けてしまう場所です。
練馬駅、光が丘駅、石神井公園駅周辺はファミリー向けの物件も多く、家賃も比較的抑え目なので、川越市〜池袋〜渋谷あたりを生活圏内に置いている人にはオススメ。
特徴を速攻理解!23区を子育ての観点から一気に比較!
①【都心6区】
特徴 | 保活 | 注目! | |
千代田区 | ・住む人がそもそも少ないため保活には有利。 ・待機児童ゼロ! | ・無認可保育園の2割程度の減額 | ・子供医療費の助成が高3まで ・誕生準備手当4万5000円 ・最大12万5000円の不妊治療助成 |
中央区 | ・赤ちゃん天国の設置 | ・無認可保育園の補助最大5万円 | ・妊婦さんにタクシー利用券一万円分 ・出産時3万円の買い物券 |
港区 | ・出産費用の助成金は最も手厚い ・平均収入も家賃も全国トップレベル… | ・第二子以降の保育料無料 ・無認可保育園の補助最大8万円 | ・超音波検査2回公費 ・60万円から出産一時金の差引額を助成 ・年間あたり30万円の不妊治療助成 |
新宿区 | ・イメージが悪いからこそ、子育て支援には力を入れている ・とにかく都心へのアクセスに優れている | ・保育園の入園決定率は73.7%と比較的高い ・認証保育園の補助最大5万円 | ・超音波検査3回公費 ・誕生祝い品で1万円 ・ファミリー世帯の賃貸住宅の助成が月額3万円受けられる ・第三子より認証保育所の利用料無料 |
渋谷区 | ・夜間人口が多い | ・無認可保育園の補助最大2万5000円 | ・ハッピーマザー出産助成金10万円 |
文京区 | ・圧倒的治安の良さ | ・無認可保育園の補助最大5万円 | ・認可保育園での第三子以降の保育料無料 |
②【城西2区】
特徴 | 保活 | 注目! | |
中野区 | ・都内へのアクセス、住みやすさはトップクラス | ・無認可保育園の補助最大6万2000円 | – |
杉並区 | ・教育方針○ ・保育園に入り隊@杉並区 | ・無認可保育園の補助最大6万7000円 | ・子育て応援券(出生時40,000円、〜2歳児20,000円) ・健やか赤ちゃん訪問 |
③【城南4区】
特徴 | 保活 | 注目! | |
品川区 | ・保育施設が少なめだが、待機児童も少ない | ・無認可保育園の補助最大6万6000円 | – |
目黒区 | ・圧倒的治安の良さ ・平均世帯収入も高く、人の質が高い | ・無認可保育園の補助最大4万円 ・保活はしづらい… | – |
大田区 | – | ・無認可保育園の補助最大3万円 | ・第三子以降の出産に一人五万円支給 |
世田谷区 | ・待機児童数全国ワースト1 ・設備増加には意欲的 | ・無認可保育園の補助最大2万円 | ・不妊治療最大100万円 |
④【城北4区】
特徴 | 保活 | 注目! | |
豊島区 | – | ・無認可保育園の補助最大4万円 | ・支援センターと周辺駅を行き来するバスの利用無料 |
北区 | ・自治体の子育て支援が手厚い | ・無認可育園の補助最大1万円 | ・子育て福袋 ・市からの誕生日プレゼント ・ファミリー世帯の転居費用を30万円まで助成 |
板橋区 | ・無認可保育園の補助最大2万円 | ・赤ちゃんの駅多数設置 | |
練馬区 | ・区内15箇所に子育てひろば設置 ・「子育てしやすい街ナンバーワン」 | ・無認可保育園の補助最大2万5千円 | ・3人以上子供を産むと20万円 ・子育てスタート応援券 |
⑤【城東7区】
特徴 | 保活 | 注目! | |
台東区 | – | ・無認可保育園の補助最大2万円 | ・第三子以降の学校入学時に3万円相当の祝い金 |
墨田区 | ・赤ちゃん休憩スポット250箇所以上 | ・無認可保育園の補助最大2万5000円 | ・保育士二人が自宅を訪問して、保育を学ぶ |
江東区 | ・子育て施設が多く充実している | ・無認可保育園の補助最大5万円 ・認証保育園の数が23区内でナンバーワン! | – |
荒川区 | – | ・無認可保育園の補助最大6万円 | 「あらかわキッズコール24」では24時間年中無休で育児相談を受付 |
足立区 | ・治安悪いイメージがつきがちだが、実は犯罪の大半は自転車泥棒 | ・入園決定率は7割以上と高めの数値 ・無認可保育園の補助最大2万円 | ・超音波検査2回公費 |
葛飾区 | ・下町で、地元を大切にしたいならここ | ・無認可保育園の補助最大1万7000円 | ・多子世帯の保育料等の減額・免除 |
江戸川区 | ・治安が良い ・都営新宿線が通っているため、アクセスは悪くない | ・私立幼稚園の保育料を月額2万6000円まで助成 ・0歳児をもつ家庭には月額1万3000円支給 | – |
ズバリ!ヒカログ編集部オススメの区は?
妊娠から義務教育までの手厚さはNo.1!港区

やはり、港区をお勧めします。
保活も比較的しやすく、何よりも妊娠〜義務教育に至るまでの子育てサポートがダントツです。
しかしながら、港区は平均世帯年収もダントツの一位、902万円。






とはいえ、掘り出し物の物件も探せばあるのが常。保育園は世帯収入が低いところから優遇されるので、頑張って住んでみちゃうのもアリかも。子育てを重視する、家計に余裕がある人には港区は断然オススメ。
子育てに一番優しい街は本当の話。練馬区

次にお勧めしたいのが練馬区です。
練馬区内には桜の名所として有名な光が丘公園、石神井公園があり、家族みんなでお散歩するのにぴったり。23区内では比較的緑が多いのです。

そして、私:オカサラダがお勧めしたいのは練馬=アートの面!
中村橋にある練馬区立美術館は、地元に根付いた作家の展覧会を多数開催している地域密着型の美術館として有名です。また、西武池袋線は各駅がマンガの聖地になっていて「銀河鉄道999」「のだめカンタービレ」「鉄腕アトム」等それぞれの土地に紐付いて紹介されてます。

保活に関しても年々保育園の数を増加していく動きも見られ、待機児童数も年々改善しています。小児科の数も多いのもポイント。子育て世帯に優しい街なのです。

今後の自治体の動きに期待大!杉並区

杉並区は、住宅地の割合が多く、治安も比較的良いエリアです。

杉並区は区で採用試験を行う為、そこに受からないと教師として働くことができません。そのことから、公立小学校・中学校のレベルが高いと言われています。
地域全体で教育水準が高めな為、教育方針に賛同して杉並区に移住してくるなんて世帯も多いのが特徴です。
生後四ヶ月までに検診に来てくれる健やか赤ちゃん訪問や、子育て応援券など自治体が非常に子育て支援に積極的な街と言えます。
注目したいのが保育園増やし隊@杉並区の存在。

この保育園増やし隊は、杉並区の普通のママたちが起こした「保育園一揆」。自治体に保活が困難な現状を異議申し立てしたのです。その結果、杉並区は1年で400人の保育園定員の増員を決定しました。
この活動はメディアでも取り上げられ、渋谷区・大田区・武蔵野市等、多くの区でもこの「保育園増やし隊」が結成されました。

そこでしっかりと声を聞いて実行してくれる杉並区もかっこいいっす。
東京都の福祉保健局が、下記の数字を発表しています。
保育サービス利用児童数の増加が大きい区市町村(前年からの増加数)
1)世田谷区 1,124人 2)杉並区 894人 3)練馬区 891人

現在の入園決定率は正直言って高いとは言えませんが、今後の積極的な自治体の活動に期待です。
まとめ
これまで各区の特徴を比較しながら紹介をしてきました。
会社の家賃補助の関係で、住みたい区に住めなかったり。
保育園も、「保育園を選ぶ」ではなく、「保育園に選ばれる」のが現状。
人それぞれ状況がある中で、家族が一番納得の出来る場所に住みましょう。
一番のコツは「直接聞きに行くこと」




なんか必殺技があるのかと…

区ごとの環境や子育てに対する政策は、インターネット上の区のページにはしっかりと掲載されていないのが事実。
住みたい!と思うエリアが絞られてきたら、仕事の合間でも休日でもしっかりと自分の足で区役所に行くことをお勧めします。

「これから引っ越そうと思っている」「妊娠中か否か」「保活に不安を感じている」自らの状況をしっかり説明した上で
「認可保育園の数、申し込み状況はどうか」「治安はどうか」「病院の数はどうか」疑問に思ったことは、納得行くまでひたすら質問しましょう。
時間が取れず難しい場合は、冊子だけもらってくるのもありかもしれません。

引っ越しにも補助金が!?事前にチェックを!

新宿区
・新宿区外からの転居(募集数30世帯)
礼金、仲介手数料の合計で最大36万円。
引越し料金の実費で最大20万円(引越し荷物の搬送代で、引越し業者に依頼した場合)。
・新宿区内での転居(募集数30世帯)
転居前後の家賃差額として月額最高2万5000円。最長2年間。
引越し代の実費で最大20万円(引越し荷物の搬送代で、引越し業者に依頼した場合)。
板橋区
・板橋区 区立住宅 新婚世帯及び子育て世帯支援制度
婚姻予定、もしくは婚姻後3年以内の世帯、小学6年生以下の子供がいる世帯を対象に、区立住宅の家賃を月額3万円減額する助成制度。子育て世帯の場合、小学6年生以下の子供以外に加えて、18歳未満がひとりいる場合は3万5,000円、ふたり以上いる場合は4万円減額。




終わりに。これから住む場所を変えたい人へ
賃貸の情報を知りたい
引っ越しの相場を知りたい
今の家を売りたい

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